【完結】ごっこ遊び 〜殿下が望んだ婚約者ごっこ。全力で全ういたします!〜
「無表情で可愛げの欠片もなく、つまらない女だ。私が愛するのはシエナ、お前だけだ」
──そんな事、言われなくても分かっている。
「あの女とは婚約者ごっこをしているだけ。私の心はシエナ、お前にだけ向けられている。私を信じてくれ、愛するシエナ」
スタシータ公爵家のラシェルには、婚約者がいる。
婚約者は、この国の王太子・アンドリュー。
ある日の魔法訓練の授業中、学園生が放った攻撃魔法が暴走し、怪我を負ったアンドリューを「聖魔法」で救ったのが聖魔法の使い手、そしてのちに「聖女」と呼ばれるシエナ・ハーパル。
この婚約は、公爵家と王家が深く結び付くための政略的な婚約。
それだと言うのに。
婚約者を蔑ろにし、婚約者を軽んじるアンドリュー。
そんな彼の態度に、ラシェルは深く傷つく──事もなく。
「殿下が婚約者ごっこを望んでいらっしゃるなら。その役目、全力で全ういたします」
無表情、とは真逆の美しく晴れ晴れとした笑顔でラシェルは拳を強く握ったのだった。
──そんな事、言われなくても分かっている。
「あの女とは婚約者ごっこをしているだけ。私の心はシエナ、お前にだけ向けられている。私を信じてくれ、愛するシエナ」
スタシータ公爵家のラシェルには、婚約者がいる。
婚約者は、この国の王太子・アンドリュー。
ある日の魔法訓練の授業中、学園生が放った攻撃魔法が暴走し、怪我を負ったアンドリューを「聖魔法」で救ったのが聖魔法の使い手、そしてのちに「聖女」と呼ばれるシエナ・ハーパル。
この婚約は、公爵家と王家が深く結び付くための政略的な婚約。
それだと言うのに。
婚約者を蔑ろにし、婚約者を軽んじるアンドリュー。
そんな彼の態度に、ラシェルは深く傷つく──事もなく。
「殿下が婚約者ごっこを望んでいらっしゃるなら。その役目、全力で全ういたします」
無表情、とは真逆の美しく晴れ晴れとした笑顔でラシェルは拳を強く握ったのだった。
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