【短編】婚約者に虐げられ続けた完璧令嬢は自身で白薔薇を赤く染めた
彼女は生まれた頃から王妃となることを決められていた。
その為血の滲むような努力をして完璧な淑女として振舞っている。
けれど婚約者であるアラン王子はそれを上辺だけの見せかけだと否定し続けた。
つまらない女、笑っていればいいと思っている。俺には全部分かっている。
会う度そんなことを言われ、何を言っても不機嫌になる王子にオーレリアの心は次第に不安定になっていく。
そんなある日、突然城の庭に呼びつけられたオーレリア。
戸惑う彼女に婚約者はいつもの台詞を言う。
「そうやって笑ってればいいと思って、俺は全部分かっているんだからな」
理不尽な言葉に傷つくオーレリアの目に咲き誇る白薔薇が飛び込んでくる。
今日がその日なのかもしれない。
そう庭に置かれたテーブルの上にあるものを発見して公爵令嬢は思う。
それは閃きに近いものだった。
『呼び出された』という事は、ここは王宮のお庭ですよね?となると王子とオーレリア二人きりにしないで周りに侍従とか側近とか警護の騎士とか侍女とか居ますよね?今までのお茶会も、王子という立場なら王宮外で開催された事は無かった筈。有ったとしてもオーレリアの家でですよね?
王子がオーレリアを否定して責めている所は周りの人達も見て知っていた筈。彼らは何故、王や王妃、オーレリアの親達に王子のオーレリアに対する態度を一度も具申しなかったのでしょうか?
『平気な顔をして笑っている』当たり前でしょう?
貴族令嬢で王子の婚約者のオーレリアが感情を表に出せる筈が無い。王子の婚約者ならば厳しい淑女教育を受けている。その上相手は王族であるから、どんなに理不尽な言動、行動をされても不快な顔や態度を取れる筈は無く、黙って微笑んでいる以外出来ないのだ。
オーレリアが孤立無援で本当に可哀想。
縁を断ち切る為とはいえ、死ぬ程嫌いな相手の為に片目を潰す程追い詰められた事を、王子始め周りの人間は心底彼女に詫びて欲しい。
愚か者の末路なんかどうでもいいが、オーレリアの心の救済を切に願います(。>人<)
金〇先生の言葉を借りれば「麦は踏まれて強くなるが、踏み方を間違えれば毒になる」
王子は彼女を『愛している』と言っていたが、『本当の彼女』を知りたかったのならば彼女の総てを否定したりせず、優しく接する努力をするべきだった。
『愛している』を免罪符に泣くんじゃねえ!お前が『愛している』のはお前自身だろう。
彼女の心を傷付け追い詰めて壊し、彼女に自分自身で眼を潰させたのは、王子、お前の『幼稚な性根』だ!!
彼女に本当に済まないと思う気持ちが有るのなら、お前も自分で片眼を潰せ!!!
本当にそうしたところで彼女の心は元には戻らない。
彼女を解放して別の女性を娶ったとしても、この王子は時々彼女を思い出して『自分の心の疵』なんて美化してうじうじ悦に入るんだろうな。
彼女に心の救済が欲しいなー(>人<;)と心から願うラストでしたo(*≧д≦)o!!
アランとしては、子供が好きな女の子に対して素直になれず虐めてしまう感覚の延長だったのかもしれないが、そういうのはとっくに卒業してなきゃいけない年頃だろうに。
アランがガキの頃からまったく成長していなかった事が悲劇を生んだ。
全否定に加えて束縛…
愛している相手に取る言動ですか??
自分が同じ事されて、その相手を愛せますか??
片目を代償にしても、婚姻する未来を潰したい…
愛する婚約者をここまで追い詰めて、追い詰めた本人が何取り乱してるの??
オレーリアの両親は娘が婚約解消について願い出た時、王家に打診するなり、状況把握するなり動いたの??
王家側は王子を諌める事はしなかったの??
王子の後悔とか、自業自得過ぎてどうでも良いのですが、片目を代償にする価値もない男の為に、治せるならオレーリアの心身を健全な状態に戻したいです。
治癒とか、強メンタルの転生者とか、救いが欲しいです。
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