蝉の虚言(そらごと)

椹木 游の徒然草的短編集
アルファポリス限定の五千字前後の物語七つが収録。

晩秋の曇り空、見舞いに来る'白い服の人′に心奪われる「百度目の初恋」

死の迫った捻くれた蝉は財産を残したいと思い一匹飛び立つ「番蝉(つがいぜみ)」

バスの中。車窓をぼーっと眺め、好きな人に想いを馳せる「と追い影」

夢ある作家の何気ない一日「一分、二分、散文」

縁切りの神と、雨の日に参拝に来た女のすれ違い「じんじん」

お金に困った男が思い切って立ち入る家にはまだ人が居た「空き巣」

八月、金色の陽が射す朝に起きた母との会話「朝帰り」

順次公開予定……。
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