『神託により祝福されたはずの婚姻は、悪夢と同じ結末を迎えました』

和平二十周年のめでたき年に、
両国の王子と姫が神の祝福を受けて結婚する。

まるで神話のように美しいロマンス。
わたくし、ラトラム王の孫ルティカは、
隣国の第三王子ハルロ様と結婚するよう神託を授かった。

それはなんて誇らしく、喜ばしいことか!

――けれど、夜ごとにわたくしは、
婚礼の日に殺される夢を見る。

ハルロ様の傍をうろつく、不遜な平民。

胸が軋むような、理由のわからない不安。

嫌味ばかりの無礼な主治医。

神託がくだした運命のふたりが結ばれることは、誰もが祝福するめでたきことのはずなのに。

その夢の中で、祝福はいつもわたくしを守ってはくれない。


※お読みくださる方へ
本作は、主人公の価値観に賛否が分かれる内容です。
もし何か感じるものがあれば、短くても構いませんので感想をいただけると励みになります。

小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
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