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トイレ
指挿入
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胸が詰まる息苦しさをぶつけるように、修一はずぶりと二本目の指を差し入れた。肛口がきゅんきゅんと指を締め付け、奥へ引き込もうと蠢動する。
促されるままに挿入を深め、熟れた腸壁をまさぐった。つるりとした壁面を擦り、収めたまま指をくねらせ、円を描くように回転させる。
「あぁっ……はぁ、んっ……♡」
付け根まで埋め込んだ指をゆっくりと引き抜いていくと、排泄にも似た肛悦に千紘はムズムズ背筋を震わせた。アヌスは引き攣れるように修一の指に吸い付き、決して離すまいと必死に食い締める。抜け出る瞬間、再び指を差し込めば、喜びにうねり、奥へといざなう蠕動を見せた。
修一の指先が腹側のふっくらと柔らかな盛り上がりを捉えると、千紘は腰を弾ませ、高らかに啼く。
「はぅうっ……♡♡」
甘く震える体を支えながら、修一は千紘の前立腺をくすぐり、つつき、震わせ、押し込むように圧迫して、多様な指戯で性感を刺激した。
修一の愛撫にアヌスの収縮はより激しさを増し、食いちぎらんばかりに指に噛みついてくる。その締め付けが前立腺の快感をより際立たせ、千紘の呼吸はいっそう切迫したものになっていく。
悦に溺れる千紘の姿に、修一の心も満たされていくようだった。
他の誰よりも、自分が千紘を感じさせたい。その一心で、身動ぎのたびに切なく揺れる千紘のペニスに手を添え、アヌスに挿入した指の動きに合わせてしごき立て、更なる快を引き出そうとする。
「ちぃちゃん、気持ちいい?」
「んっ、ぅんっ、きもちいぃっ♡」
「他の奴よりもイイ?」
「うんっ、ぅん! 修ちゃんが一番だよぉっっ♡ ふぅっ、はふっ、……ぁぅうっ、も、いくっ、イッちゃいそうっっ♡」
内外から同時に責め立てられる千紘は涎をだらだらとこぼし、へこへこ腰を揺らして込み上げる強烈な快感に身を捩らせた。
ぬかるみ、火照る直腸の熱感が、修一のふやけた指先に伝わり、千紘の高揚が修一にも伝播していく。
性感が高まるにつれ、前立腺は丸みと弾力を増していき、「もっと触って」とばかりに修一の指を圧迫した。膨らんで捉えやすくなったその場所をぐぐっと強めに押し込めば、肛門括約筋が一際きつく収縮する。
「ぁっ、あっ、あぁああ――っっ♡」
がくがくと全身を痙攣させ、千紘がエクスタシーに昇りつめる。修一は大きく開かれた千紘の口から垂れる唾液の糸を舌に乗せ、口腔で転がしてその甘さを含味した。
互いの吐息を肌に浴びながら、熱く視線を絡め合う。千紘のペニスから溢れ出した精液がとろりと修一の指を伝い、指輪を白く汚していく。
「ちょっと、修一~?」
愉悦に浸っていた修一は、ドア越しに聞こえてきた妻の声に飛び上がった。
「千紘、大丈夫? 随分遅いから……」
「あ、ああ……うん……ちょっとまだ、ぐったりしてるけど……」
幸いドアの鍵は閉めてあったが、声色で動揺を悟られぬよう、必死に平静を装う。薄い扉一つ隔てた先に小百合の気配を感じ、心臓が肋骨を突き破らんばかりに早鐘を打った。
「あら……大丈夫そう?」
「う、うん。さっきよりは楽そうにしてる、よ……っ!」
依然として修一に抱き着いたままの千紘が、いたずらを仕掛ける子どものような顔をして、唇をついばんでくる。
「お水持ってこようか?」
「えっ……んぅっ!」
「修一?」
舌先をやわやわと甘噛みされ、自由を奪われた修一はまともに喋ることが出来なかった。
焦る修一に対し、千紘は口元を綻ばせ、引っ張り出した修一の舌裏をなぞるように舐め上げる。さらに勃起したままの修一のペニスに手を伸ばし、にぎにぎと柔い刺激を与えてきた。
「~ッ!」
「どうしたの?」
「……ぅっ、ぃ、いやっ……なんれもないっ……」
呂律が回らない口調で、訝しむ妻に言葉を返す。
人として最低なことをしているという自覚がありながら、修一は千紘を咎めることが出来なかった。
目の前の快楽を追い求めずにはいられない。妻にばれてしまうかもしれないこの危機的状況に、自分でも理解できないような異様な興奮を覚えていた。
修一が積極的に舌を絡ませると、千紘はうっとりと笑みを深め、自身のペニスを修一のモノに重ねて、二本まとめて擦り立てた。二人分の精液が白く泡立ち、混じり合い、粘り気を増して吸着し、摩擦の快感を高めていく。修一は千紘の腰をぎゅっと掴み、本能の赴くままに股間を突き出す。
くらくらするような蒸れた熱気が、狭い室内に充満していた。
ぐちゅぐちゅと立つ淫らな水音や荒い息遣いが、小百合の耳にも届いているかもしれない。すぐ傍にいる彼女の気配を意識しながらも、そのスリルを興奮の糧として、完全に二人の世界に浸りきっていた。
「修一? 千紘? 本当に大丈夫なんでしょうね」
「はぁっ……んぅっ、らいじょうぶ……しんぱいしないで、おねえちゃん……」
「……そう? なら、いいんだけど。もうこれに懲りて、お酒は控えるのよ」
「はぁい」
遠ざかる小百合の足音を聞きながら尚、ねっとりと舌を絡ませ合う。
「……じゅぷっ、ぐちゅっ、ちゅぷ……んっ、ねぇ、修ちゃぁん……まだ、足りないでしょ?」
千紘は修一の耳元に濡れた唇を寄せ、甘い吐息を吹きかけた。悪魔のようなその囁きは修一の脳を痺れさせ、思考も理性も道徳も、根こそぎ全て奪っていく。
背徳の悦びに酔いしれながら、修一は夢見心地で頷いた。
促されるままに挿入を深め、熟れた腸壁をまさぐった。つるりとした壁面を擦り、収めたまま指をくねらせ、円を描くように回転させる。
「あぁっ……はぁ、んっ……♡」
付け根まで埋め込んだ指をゆっくりと引き抜いていくと、排泄にも似た肛悦に千紘はムズムズ背筋を震わせた。アヌスは引き攣れるように修一の指に吸い付き、決して離すまいと必死に食い締める。抜け出る瞬間、再び指を差し込めば、喜びにうねり、奥へといざなう蠕動を見せた。
修一の指先が腹側のふっくらと柔らかな盛り上がりを捉えると、千紘は腰を弾ませ、高らかに啼く。
「はぅうっ……♡♡」
甘く震える体を支えながら、修一は千紘の前立腺をくすぐり、つつき、震わせ、押し込むように圧迫して、多様な指戯で性感を刺激した。
修一の愛撫にアヌスの収縮はより激しさを増し、食いちぎらんばかりに指に噛みついてくる。その締め付けが前立腺の快感をより際立たせ、千紘の呼吸はいっそう切迫したものになっていく。
悦に溺れる千紘の姿に、修一の心も満たされていくようだった。
他の誰よりも、自分が千紘を感じさせたい。その一心で、身動ぎのたびに切なく揺れる千紘のペニスに手を添え、アヌスに挿入した指の動きに合わせてしごき立て、更なる快を引き出そうとする。
「ちぃちゃん、気持ちいい?」
「んっ、ぅんっ、きもちいぃっ♡」
「他の奴よりもイイ?」
「うんっ、ぅん! 修ちゃんが一番だよぉっっ♡ ふぅっ、はふっ、……ぁぅうっ、も、いくっ、イッちゃいそうっっ♡」
内外から同時に責め立てられる千紘は涎をだらだらとこぼし、へこへこ腰を揺らして込み上げる強烈な快感に身を捩らせた。
ぬかるみ、火照る直腸の熱感が、修一のふやけた指先に伝わり、千紘の高揚が修一にも伝播していく。
性感が高まるにつれ、前立腺は丸みと弾力を増していき、「もっと触って」とばかりに修一の指を圧迫した。膨らんで捉えやすくなったその場所をぐぐっと強めに押し込めば、肛門括約筋が一際きつく収縮する。
「ぁっ、あっ、あぁああ――っっ♡」
がくがくと全身を痙攣させ、千紘がエクスタシーに昇りつめる。修一は大きく開かれた千紘の口から垂れる唾液の糸を舌に乗せ、口腔で転がしてその甘さを含味した。
互いの吐息を肌に浴びながら、熱く視線を絡め合う。千紘のペニスから溢れ出した精液がとろりと修一の指を伝い、指輪を白く汚していく。
「ちょっと、修一~?」
愉悦に浸っていた修一は、ドア越しに聞こえてきた妻の声に飛び上がった。
「千紘、大丈夫? 随分遅いから……」
「あ、ああ……うん……ちょっとまだ、ぐったりしてるけど……」
幸いドアの鍵は閉めてあったが、声色で動揺を悟られぬよう、必死に平静を装う。薄い扉一つ隔てた先に小百合の気配を感じ、心臓が肋骨を突き破らんばかりに早鐘を打った。
「あら……大丈夫そう?」
「う、うん。さっきよりは楽そうにしてる、よ……っ!」
依然として修一に抱き着いたままの千紘が、いたずらを仕掛ける子どものような顔をして、唇をついばんでくる。
「お水持ってこようか?」
「えっ……んぅっ!」
「修一?」
舌先をやわやわと甘噛みされ、自由を奪われた修一はまともに喋ることが出来なかった。
焦る修一に対し、千紘は口元を綻ばせ、引っ張り出した修一の舌裏をなぞるように舐め上げる。さらに勃起したままの修一のペニスに手を伸ばし、にぎにぎと柔い刺激を与えてきた。
「~ッ!」
「どうしたの?」
「……ぅっ、ぃ、いやっ……なんれもないっ……」
呂律が回らない口調で、訝しむ妻に言葉を返す。
人として最低なことをしているという自覚がありながら、修一は千紘を咎めることが出来なかった。
目の前の快楽を追い求めずにはいられない。妻にばれてしまうかもしれないこの危機的状況に、自分でも理解できないような異様な興奮を覚えていた。
修一が積極的に舌を絡ませると、千紘はうっとりと笑みを深め、自身のペニスを修一のモノに重ねて、二本まとめて擦り立てた。二人分の精液が白く泡立ち、混じり合い、粘り気を増して吸着し、摩擦の快感を高めていく。修一は千紘の腰をぎゅっと掴み、本能の赴くままに股間を突き出す。
くらくらするような蒸れた熱気が、狭い室内に充満していた。
ぐちゅぐちゅと立つ淫らな水音や荒い息遣いが、小百合の耳にも届いているかもしれない。すぐ傍にいる彼女の気配を意識しながらも、そのスリルを興奮の糧として、完全に二人の世界に浸りきっていた。
「修一? 千紘? 本当に大丈夫なんでしょうね」
「はぁっ……んぅっ、らいじょうぶ……しんぱいしないで、おねえちゃん……」
「……そう? なら、いいんだけど。もうこれに懲りて、お酒は控えるのよ」
「はぁい」
遠ざかる小百合の足音を聞きながら尚、ねっとりと舌を絡ませ合う。
「……じゅぷっ、ぐちゅっ、ちゅぷ……んっ、ねぇ、修ちゃぁん……まだ、足りないでしょ?」
千紘は修一の耳元に濡れた唇を寄せ、甘い吐息を吹きかけた。悪魔のようなその囁きは修一の脳を痺れさせ、思考も理性も道徳も、根こそぎ全て奪っていく。
背徳の悦びに酔いしれながら、修一は夢見心地で頷いた。
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