不倫相手は妻の弟

浴室

後背立位①

　修一は腰を上げて股間を突き出し、見せつけるように手筒を動かした。どんどん溢れ出す先走りが、張りつめたペニスを卑猥に濡らす。
　切っ先を向けられたアヌスは涎を垂らさんばかりに口を大きく広げ、内部の赤々とした粘膜を曝け出した。

「ぁっ……修ちゃん……それ、それ……♡」
「はぁ、はぁ……ちぃちゃんがエロ過ぎるから、こんなになっちゃったんだよ……♡」
「……欲しい……いれて、ちんぽ挿れてっ♡　俺のまんこ、いっぱい使って♡」

　修一は揺らめき媚びを売る双丘の谷間にペニスを挟み込み、擦り付けるように腰を前後する。むっちりとした柔肉に包み込まれながらの摩擦刺激に、熱い息を吐いた。一方、期待していた挿入を焦らされた千紘は「はやく、はやく」と修一を急かす。
　いつも修一を翻弄する千紘が、余裕のない顔で求めてくるこの瞬間が好きだった。自分に対する思いの強さを確かめたくて、こうして大人げなく焦らしてしまう。

　修一は硬く反り勃つ自身に手を添え、切っ先をアヌスに押し付ける。ぷちゅっと鈴口から溢れた期待の汁が音を立て、膨らんだ亀頭が窄まりに沈み込んでいく。慎ましやかな小孔はめりめりと裂けんばかりに抉じ開けられ、皺は開ききり、ぎちぎちと修一の極太を締め付けた。

「あぁ……キツ……」
「ふっ、うぅ……っ！　ちんぽ、ずぶずぶ来てるぅ……修ちゃんのでかちんぽ……っ♡」

　カリ首まで収めると、修一は息を吐いて肛門の強烈な食いつきを味わう。この締め付けの強さは、アナルセックスならではのものだ。このまま動かずとも、カリ首が括約筋に絞り込まれて十分気持ちよかった。

　修一は浅く挿入したまま、アヌスから露出した己の竿をしごく。亀頭は温かく柔らかな肉孔に包まれ、茎胴はシャープな手コキの性感を堪能する。浅く腰を揺らし、肉傘を肛口に引っかけるように出し入れすると更なる快感を生んだ。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
「ぁっ、あっ、やだっ……♡」

　陶然と目を閉じて快美に浸り、一心不乱に手淫に励む修一に、千紘は切なげな眼差しを向ける。自分本位にアヌスを使われ、被虐的な悦びを感じると同時に、もっと深い繋がりを求めていた。じれったそうにかぶりを振り、泣きそうな顔で修一に懇願する。

「もっと、もっと来てっ！　奥まで挿れて……ッ！」
「はぁっ……昔は控えめで恥ずかしがり屋だったのに……いつからこんなにエロくなっちゃったんだろうね……っ」

　修一は粟立つ千紘の臀丘を鷲掴み、いきり勃つ怒張を一気に押し込んだ。ばちんっ！と下腹と尻肌がぶつかり合い、甲高い肉の爆ぜ音が浴室内に反響する。

「おぉっ、おぉおおお……っっ♡♡♡」
「ちぃちゃん、声、抑えて」

　全身をびくびく震わせる千紘の耳元で囁き、汗ばんだうなじに吸い付いた。
　なめらかな若肌を啄みながら腰を動かし、ペニスに心地よく絡みついてくる直腸粘膜のぬめりと熱感に耽溺する。アヌスは貪欲に男根を咀嚼しようと弛緩と収縮を重ね、修一の劣情を駆り立てる。
　焚き付けられた情欲をぶつけるように、猛る肉杭で直腸を穿ち、根元をきつく絞り込んでくる括約筋の動きに逆らうように引き抜いては、また打ち込むのを繰り返した。ぐちゅぐちゅ、パンパンと結合部から卑猥な汁音と破裂音が立ち、律動のリズムに合わせて千紘の口からうわずった喘ぎ声が飛び出す。

「あっ、ぁっ、ぁっ、あ、はっ、はぁっ♡」
「ちんぽ、奥で感じる？」
「んっ、ぅんっ、感じるっ♡　修ちゃんのおちんぽで、けつまんこいっぱいになってる♡」
「もっと味わって？　俺に犯されてるって意識して……？」

　ずっぽりと埋め込んだペニスを、まとわりつく腸襞を引き攣れながら抜いていき、亀頭先端が離れる寸前で再び腰を送り出す。じっくりと、しかしダイナミックな腰つきで出し入れして、体内に押し入る自身の存在をアピールした。
　直腸を犯す肉棒のたくましさを知らしめられ、発情しきった千紘は恍惚の息を吐く。

「はあぁあ……っ♡　おっきぃよぉっ……太くて長いのが、出たり入ったりしてるのわかる……がちがちの熱いちんぽでっ、お腹ひろげられてるぅ……っ！」
「そうだよ……俺の形、ちゃんと覚えてた……？」
「忘れるわけないよ……修ちゃんのちんぽ専用穴だもん……いっぱいハメられて、修ちゃんの形ぴったりになってるもん♡」
「そうだね……うん。ちぃちゃんのけつまんこ、ぴったり吸い付いてくるよ……♡」

　千紘の痴態をあますところなく目に焼き付けたくて、繋がったまま鏡の前に移動する。鏡ごしにとろんとした顔で見つめられ、修一の興奮は更に高まった。