若き霊能力者、伏見 颯人の日常
伏見 颯人は生まれた時から霊と関わりやすい体質だった。
霊が視えるのは当たり前。霊に触ることもできるし、会話することもできる。それだけならまだマシだった。
しかし彼は霊と関わりやすい、つまり霊現象に遭遇しやすいのだ。
そんな彼がバイト帰りに出会ったのは女の霊だった。
乗っていた原付を止めて女性に話しかけた颯人だったが、女性は「街まで」としか言わなかった。
明らかに霊だったが、颯人は冷静に返した。
「…はぁ。そういうのは車相手にやりませんか?ただでさえ原付で二人乗りって厳しいのに」
うまく女性をかわし、無事家に帰ったはずだったが、彼女はついてきてしまった。
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