蹄鉄の夢(ていてつのゆめ)
40代後半、転職を4回繰り返してきた早田光映(さなだ・みえ)。職場では毎回パワハラ・セクハラ・モラハラ・カスハラの嵐。ある会社では宗教に勧誘され、さらに通勤中に交通事故にも遭う。心身ともにボロボロになった彼女は、かつて一人で熱中していた競馬の世界に逃避し始める。
「もう人間なんてやめたい。次は、競走馬として生きたい。」
その思いはやがて妄想から行動へ。光映は“競走馬への転職”を真剣に志す。馬の動きを模倣し、牧場を見学し、乗馬クラブに通い、「調教師に見てもらえるまで走り込む」など、狂気と再生の狭間を突き進む光映の旅が始まる。
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