奈落にて咲き、散る
成島署刑事第一課に所属するベテラン刑事の中島警部とバディである内海警部がパトロール中、警視庁本部の通信指令センターから監禁殺人事件発生の指令が入った。マルヒは、カリスマ美人ネイリストとしてブレイク中の北原綾芽(きたはら あやめ)。ガイシャは、彼女の幼馴染の松永清花(まつなが さやか)。事件現場となったのは、北原綾芽の成城の自宅の地下室。返り血で血塗れになった白いワンピースを身に纏い、中島らを招き入れたのは、北原綾芽本人で間違いなかった。パイプベッドの上に横たわらせられたガイシャの松永清花の遺体には真っ白な汚れひとつないワンピースを着せられており、彼女のネイルには、北原綾芽が施したと思われる息を呑むような美しいネイルアートが彩られていた。
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