異世界行ったら、下剋上された

ヤクザの家の一人息子である俺は、二十歳になっても何をするでもなく毎日を自堕落に生きていた。

そんなある日、ただひとり俺に付き従うお目付け役兼警護担当の直知(なち)と二人、異世界の森へと転移してしまう。

日本語が通じるわけもなく、途方に暮れた――のは俺だけで、直知はなぜか現地の言葉がわかるし、なんなら直ぐに馴染んで異世界でも問題なく生きていけそうだ。

一方の俺、この世界では直知がいないと何も出来ない役立たず。
同じ役立たずでも日本じゃ金を渡せたが、異世界では何も渡せるものがない。

流石にこのままじゃマズイ、俺も何かしなくては、と思ったのが、運の尽きで――?



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