愛する貴女へ〜君と花火と神様がくれた時間〜
そして長い時を経て、ようやく自分の気持ちと彼女の大き過ぎる愛に気付く。
幸太は今、心から言える。
千里を世界で一番愛していると──
イラストは銘水様に頂きました。
小説家になろうと重複投稿です。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ありったけの星を更紗さんに。
ありがとう!!!この物語を紡ぎ出してくださって。
わたしは21から、48の現在まで、ずっと精神科&老人分野に携わり、「認知症の側面」を持つ皆さまと共に歩んできました。若い時は何度も患者様に噛まれたりもしたし、家族に縁を切られている方、家族が会いに来るのを見たことがない患者様や利用者様は珍しくない。家族には家族の深い苦しみや傷、葛藤があり、家族関係が悪くない方であっても、ギリギリまで追い詰められて病院や施設に家族を送り込んでこられていて、そこまで頑張ってなお、最後まで自分たちでつれあいや親を看ることができない後ろめたさに、涙される家族が多いのです。人が人を支えるのは簡単なことでも綺麗ごとでもない。認知症の家族を持つ方がたは、家族を預けてなお、痛みをかかえている。大好きだった家族が、自分たちを忘れ、変わり果てていくのを受け止めるのは、辛いことです。
一方で、認知症、の側面があっても、高齢の皆々様にはたいてい、最期の最期まで不思議な魅力があって、噛まれても、覚えてもらえなくとも、今喜んでくださったことを、五分後にはすっかり忘れてしまっても、言葉が出せずとも、表情が乏しくとも…ふとしたときに笑顔が見られたり、声かけに応えるような微かな仕草を見せてくださったり、三線に合わせて指先でリズムを刻んだり、音に引かれて目線が合った、今日は目が開いてる!今日は顔が上がってる!今日は落ち着いてご飯が食べれた!何もできないわたしでも、必要としてくださり、ありがとう、との声をかけてくださったり、休み明けには、待ってたよ、と声をいただくことも。
わたしが人生のドン底で生きることを諦めずにすんだのは、皆さんがわたしに生きる場所をくださったから。
この作品には、赤裸々に、そんな家族の苦悩と、光が詰まってる。
わたしは皆様のその方らしい一面を、笑顔を、穏やかさを引き出すための仕事をしています。そしてできる限り、家族と認知症当事者の距離を最後にもう一度、近づけて、最後の思い出が少しでも互いに温かいものになるように、取り組んでいます。
心に深く届く、素敵な作品をありがとう!
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