追放された宮廷女医ですが、身分を隠した王子の脈を取ったら恋に落ちたのは私の方でした

宮廷を追放された女医師エリカには、人の身体の異常が見える力がある。
北の街で穏やかな日々を送る中、ある屋敷の主人と出会う。
整った顔。知性のある声。——そして、誰にも見つけられなかった病。
「呪いじゃない。病気です」
治療のために通い始めた。毎日脈を取った。毎日顔を見た。
この人の身体のことなら何でも分かる。
——なのに、自分の心臓がうるさい理由だけが分からない。
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