愛を知らない私たちの契約結婚〜一蓮托生で最期まで〜
「お前が代わりに嫁げ!」
癒しの力を持つ一族・瑞野家に生まれながら、その力を受け継がなかった茱花。
家族からは出来損ないとして扱われ、使用人同然に生きてきた彼女は、姉の駆け落ちによって突然、天宮家へ嫁ぐことになる。
「番を心から愛し、愛されなければ死ぬ」
呪いを抱える天宮冬牙。
人ならざる彼は、自分の生に無頓着だった。
冬牙は周囲の結婚の圧から逃れるため。
茱花は瑞野家から逃れ、自由を手にするため。
互いの目的のためだけに結ばれた契約。
そう思っていたはずなのに――。
優しくしてくれる妖たち。
不器用ながらも気遣ってくれる冬牙。
誰かを大切にすることも、愛することも知らなかった二人は、少しずつ互いの温もりを知っていく。
これは、愛を知らない二人が、偽りの番から本当の愛を見つけるまでの物語。
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