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3章:学生編
行きたくないけど、来た王宮任務
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護衛任務当日の日。
隊長兼黒帝コートで他帝の待つ、集合場所にジルに無理矢理連れてこられていた。
「なんで、中はいんなきゃいけねぇーんだよ!」
「お主、新しく帝に着任したもの達にあっとらんし、いい機会じゃ。 任務の詳細もそこで言うからじゃ」
ジルが、シュンの首根っこを捕まえて入室してきたのだった。
帝全員が揃っている場所に黒帝が来るのは、黒帝となって3年以上経過してこれで3回目だ。
皆、黒帝の登場に驚愕し、緊張し、また尊敬と畏怖が混ざった雰囲気となるのだった。
シュンが参加しなかったのは、面倒であったというだけだが、ジルはジルで一般常識の乏しいシュンには無理と判断し、出席を促す事はなかったのであった。
会議用の報告書が完璧なため、特に誰も質問がなく出る必要もなかったという裏事情もあった。
そんな黒帝、到着して早々、特に周りいる他の帝に挨拶もすることはない。
「ほれ、これがお前の担当だ」
ジルがシュンに担当する範囲の王宮の敷地の地図を渡すと、約束通り外だった。
地図を見て場所を把握すると、シュンはタバコに火をつけ加える。
「俺、いくわ」
その一言で、シュンはその場から転移で消えたのだった。
自由気ままなシュンに、総帝と風帝は、「あいつは。。」といい、古参メンバーも「「相変わらずですね」」と笑っているのだった。
ただ、新しいメンバーは、帝になっても会えない、世界最強の人物像を勝手に正義感が強い英雄としてのイメージが強いため、あまりにもかけ離れた黒帝の態度に困惑していた。
「あの方が、本当に黒帝様なんですか?」
新メンバーとなった水帝と闇帝がいう。 炎帝は黙ったままだ。
総帝であるジルは、きっとイメージとかけ離れたのじゃなと気づきいうのだった。
「ああ、そうじゃ。 あいつは、あいう奴なんじゃ」
他の帝たちも配備につき護衛任務が開始するのだった。
◇◇◇
そんな他の帝たちが王宮内で護衛任務についている間、俺は気配を消して、屋根の上で本を読みながらタバコをふかしている。
王宮の屋根じゃなきゃ、休日のあるひと時だ。
時よりくる間者を、瞬殺しては、死体を屋根の上から下の庭に積んでおいた。
後日、死体の山に、庭師が絶叫するがシュンの知った事ではない。
数時間経過すると、ジルから電話で、グランが探しているとの事だった。
気配を消していたので見つからなかったようだ。 まぁ、仕方ないかと思い俺はグランの所に転移して無事合流するのだった。 これから、もっと嫌な時間だ。 本当に嫌すぎる。
「いきたくねぇー」
俺はぶつぶつ訴えていた。
「俺もいきたくねぇーよ」
グランも同じで気持ちらしく、お互い渋々移動するのだった。
グランについて行くと到着した部屋は、謁見の間ではなく違う部屋だった。
俺が来たのを見たジルは、ジルで、グランについてきたシュンを見て安心したようだ。
ちょうど、帝たちの入室するときだったらしく、ジルが先頭で部屋へはいっていった。
俺は、グランの後について最後に部屋にはいった。
入室すると、女臭い。年増と少女だ。
入室すると同時にシュンが自身に施していた阻害と匂い消しが消えた。 そう、部屋入った瞬間、かなり強力な魔法発動阻害の結界がはってあった。 念話も無理な状態だ。 何考えてんだ、こいつらと、既に俺はイライラした。
「なぁ、気付いたか。 魔法発動妨害の結界だ。 しかもかなり強力だ。 女くさくて、居られねーから帰りたい」
「ああ、何考えてんだあのくそ王は。 俺の近くにいろ」
そのため、俺はグランの側にいた。
すると、少女が近づいてきた。
グランも強くいえないのか、俺の前に軽く立ちはだかる程度だ。 俺がギリギリ耐えられる所で、上目遣いで何かいっている。 ただ、俺は臭くてたまらないのでグランのほうへさらに自分から移動しようとすると、少女がのぞきこんだ。 身長差で容姿をみられた! ふざけんな!
「風帝、まずい、みられた!」
その少女は、みるみる赤ら顔になり、くねくねしだし、俺に向かって「黒帝様、今すぐだいてー!」と叫び抱き着こうとするが、俺は横にずれて回避した。
よろけた少女を静止させようとするが、その少女は王女のためグランは取り押さえることができない。
そんな事はどうでもいい。 「総帝、帰る!」といいながら、素早くドアをあけようと瞬間、王女があり得ない速さ後ろから抱き着いてきた。 なんで、女共はこうなるんだよ!!
「黒帝様、もう離しませんわ。 ずっとそばいにいます。 今すぐ私の夫にー」
「俺から、離れろ。 くせぇーんだよ!」
ずいぶん久しぶりに抱き着かれつかれた。 最悪だ!! 寒いし、吐き気が。。 我慢の限界だ。 その場で「げー」と嘔吐した
王女は、そんなシュンの状態はお構いなく、抱き着いたまま言うのだった。
「今すぐ、私の寝室へ」
もうどうしょもない状態で、周りは皆唖然としている。
そう、2人を除いて。
そしてシュンの手が動くと同時に、ジルが、王女を蹴飛ばし、グランがシュンの攻撃を受けるのだった。そして、シュンをそのまま部屋の外へ移動させ、転移で帰らせるのだった。
隊長兼黒帝コートで他帝の待つ、集合場所にジルに無理矢理連れてこられていた。
「なんで、中はいんなきゃいけねぇーんだよ!」
「お主、新しく帝に着任したもの達にあっとらんし、いい機会じゃ。 任務の詳細もそこで言うからじゃ」
ジルが、シュンの首根っこを捕まえて入室してきたのだった。
帝全員が揃っている場所に黒帝が来るのは、黒帝となって3年以上経過してこれで3回目だ。
皆、黒帝の登場に驚愕し、緊張し、また尊敬と畏怖が混ざった雰囲気となるのだった。
シュンが参加しなかったのは、面倒であったというだけだが、ジルはジルで一般常識の乏しいシュンには無理と判断し、出席を促す事はなかったのであった。
会議用の報告書が完璧なため、特に誰も質問がなく出る必要もなかったという裏事情もあった。
そんな黒帝、到着して早々、特に周りいる他の帝に挨拶もすることはない。
「ほれ、これがお前の担当だ」
ジルがシュンに担当する範囲の王宮の敷地の地図を渡すと、約束通り外だった。
地図を見て場所を把握すると、シュンはタバコに火をつけ加える。
「俺、いくわ」
その一言で、シュンはその場から転移で消えたのだった。
自由気ままなシュンに、総帝と風帝は、「あいつは。。」といい、古参メンバーも「「相変わらずですね」」と笑っているのだった。
ただ、新しいメンバーは、帝になっても会えない、世界最強の人物像を勝手に正義感が強い英雄としてのイメージが強いため、あまりにもかけ離れた黒帝の態度に困惑していた。
「あの方が、本当に黒帝様なんですか?」
新メンバーとなった水帝と闇帝がいう。 炎帝は黙ったままだ。
総帝であるジルは、きっとイメージとかけ離れたのじゃなと気づきいうのだった。
「ああ、そうじゃ。 あいつは、あいう奴なんじゃ」
他の帝たちも配備につき護衛任務が開始するのだった。
◇◇◇
そんな他の帝たちが王宮内で護衛任務についている間、俺は気配を消して、屋根の上で本を読みながらタバコをふかしている。
王宮の屋根じゃなきゃ、休日のあるひと時だ。
時よりくる間者を、瞬殺しては、死体を屋根の上から下の庭に積んでおいた。
後日、死体の山に、庭師が絶叫するがシュンの知った事ではない。
数時間経過すると、ジルから電話で、グランが探しているとの事だった。
気配を消していたので見つからなかったようだ。 まぁ、仕方ないかと思い俺はグランの所に転移して無事合流するのだった。 これから、もっと嫌な時間だ。 本当に嫌すぎる。
「いきたくねぇー」
俺はぶつぶつ訴えていた。
「俺もいきたくねぇーよ」
グランも同じで気持ちらしく、お互い渋々移動するのだった。
グランについて行くと到着した部屋は、謁見の間ではなく違う部屋だった。
俺が来たのを見たジルは、ジルで、グランについてきたシュンを見て安心したようだ。
ちょうど、帝たちの入室するときだったらしく、ジルが先頭で部屋へはいっていった。
俺は、グランの後について最後に部屋にはいった。
入室すると、女臭い。年増と少女だ。
入室すると同時にシュンが自身に施していた阻害と匂い消しが消えた。 そう、部屋入った瞬間、かなり強力な魔法発動阻害の結界がはってあった。 念話も無理な状態だ。 何考えてんだ、こいつらと、既に俺はイライラした。
「なぁ、気付いたか。 魔法発動妨害の結界だ。 しかもかなり強力だ。 女くさくて、居られねーから帰りたい」
「ああ、何考えてんだあのくそ王は。 俺の近くにいろ」
そのため、俺はグランの側にいた。
すると、少女が近づいてきた。
グランも強くいえないのか、俺の前に軽く立ちはだかる程度だ。 俺がギリギリ耐えられる所で、上目遣いで何かいっている。 ただ、俺は臭くてたまらないのでグランのほうへさらに自分から移動しようとすると、少女がのぞきこんだ。 身長差で容姿をみられた! ふざけんな!
「風帝、まずい、みられた!」
その少女は、みるみる赤ら顔になり、くねくねしだし、俺に向かって「黒帝様、今すぐだいてー!」と叫び抱き着こうとするが、俺は横にずれて回避した。
よろけた少女を静止させようとするが、その少女は王女のためグランは取り押さえることができない。
そんな事はどうでもいい。 「総帝、帰る!」といいながら、素早くドアをあけようと瞬間、王女があり得ない速さ後ろから抱き着いてきた。 なんで、女共はこうなるんだよ!!
「黒帝様、もう離しませんわ。 ずっとそばいにいます。 今すぐ私の夫にー」
「俺から、離れろ。 くせぇーんだよ!」
ずいぶん久しぶりに抱き着かれつかれた。 最悪だ!! 寒いし、吐き気が。。 我慢の限界だ。 その場で「げー」と嘔吐した
王女は、そんなシュンの状態はお構いなく、抱き着いたまま言うのだった。
「今すぐ、私の寝室へ」
もうどうしょもない状態で、周りは皆唖然としている。
そう、2人を除いて。
そしてシュンの手が動くと同時に、ジルが、王女を蹴飛ばし、グランがシュンの攻撃を受けるのだった。そして、シュンをそのまま部屋の外へ移動させ、転移で帰らせるのだった。
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