「わたくし、一切手を出しておりません」〜悪役令嬢は婚約破棄をされました〜
「ユリエラ・リーベルト。今、この場をもってお前との婚約を破棄する!!」
レオニア建国記念祭のパーティーの最中、断罪シーンが始まった。
レオニア王国の第一継承者である、セドリック・レオニア第一王子(21歳)。そばには奇跡の聖女コハル・イトウ(16歳)がブルブル震える。
この二人を冷めて目で見ている私は、ユリエラ・リーベルト(18歳)。
10歳の時にこの体に憑依した異世界人だ。前世の名前は、由利 恵。
私は聖女コハルを階段から突き落としたという容疑がかかっていた。
初めて自分が断罪される側の悪役令嬢だと自覚する。
「わたくし、一切、手を出しておりません」
私が言い放つと、馬鹿王子セドリックが怒声を上げる。
「聖女殺人未遂で、ユリエラ・リーベルトをひっ捕らえよ!!」
騎士二人が、私を抑え込もうと近づくが……。
悪役令嬢ユリエラの快進撃がここから始まる。
◎2話完結のコメディーとなっております。
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初めて自分が断罪される側の悪役令嬢だと自覚する。
「わたくし、一切、手を出しておりません」
私が言い放つと、馬鹿王子セドリックが怒声を上げる。
「聖女殺人未遂で、ユリエラ・リーベルトをひっ捕らえよ!!」
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