六月くんとシリカゲルの憂鬱
「キミのシリカゲルになれたらと、思ってた。ずっと」
誰とでも仲良くなれるゲイの大学生・出口司には、恋人ができたことがない。
どうせ自分は、いつか一人で静かに死ぬのだから――。
そう決めて、浅く広く、今の人間関係だけを楽しんできた。
そんな司が気になり始めたのは、ゼミ教室の隅っこにいる寡黙な長身男・佐々木六月。
話してみれば彼は、自分が雨男であると大真面目に信じ、お守り代わりのシリカゲルを持ち歩く、とんでもなく不器用な男だった。
六月を知るほどに、司の完璧だったはずの「浅く広く」が崩れていって……。
土砂降りの先で、ふたりの孤独が触れ合う――雨の匂いのする、アオハルBL。
<登場人物紹介>
受け:出口 司(20)でぐち つかさ
身長174cm
八方美人な隠れゲイの大学三年生。陽キャ。
ゼミの人気者だが、いつも心にうっすら孤独を感じている。
攻め:佐々木 六月(20)ささき じゅん
身長183cm
とんでもない雨男な大学三年生。無骨で口下手。陰キャ。
コンテンポラリーダンサーとして活動している。
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