あの日、無力な皇女は死にました
愛する人に裏切られ、殺された挙句、五年も時が巻き戻った。
今度こそ幸せになるため、彼を利用しようと目論む皇女に、自身を窮地から救ってくれた小公爵が言う。
「唯一の皇女であるあなたが皇帝になればいい」と。
皇帝になることを決意した彼女は、のちのち知ることになる。
皇女の死後、自身を殺した男が、深い絶望の果てに自死を選んだことを。
小公爵が、後悔と憤りで慟哭し、時を巻き戻す禁忌に手を伸ばしたことを。
静かに、しかし確実に破滅を迎えた帝国のことを。
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◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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