【完】箱庭の王妃はモフモフに包まれ真綿の夢を見る~婚約無効からの真実~
私公爵令嬢たるアリエルは昨日、婚約者たる王太子様のエドウィン様と、ともに高等貴族学園卒業しました。そして本日は卒業パーティーです。これから楽しいイベントが始まります。もちろん自称ヒロインさんが主役です。そしてどうやら私は、いわゆる悪役令嬢で当て馬らしいのです。
実は我が国は大変お堅い国です。貴族世界では未だに『男女七才にて席を同じゅうせず』という風習がございます。婚約とは家同士の契約であり、高位貴族は全て政略結婚のため、お互いに顔をあわせることが殆どございません。通常なら絵姿の交換のみで、本日のパーティーが初の顔合わせ、そして初の協同作業となります。もちろん学園も男女別でした。
こんなお堅い国での婚約破棄劇。いえ、正確には婚約無効ですね。婚約無効喜んで!下克上?しませんよ?では『ざまぁ?』いえいえ。私は『ざまぁ』するようなことはされてませんし、してもいませんから!市政に紛れてスローライフ?前世チートで大活躍?いえいえ。私に前世はございません。ヒロインさんのように、前世もちはいらっしゃいますけど。
あ……チートはありますね。一応。
静かに退場させてくださいませ。私はモフモフちゃんと生きまーす!
それがどうしてこうなった?
実は我が国は大変お堅い国です。貴族世界では未だに『男女七才にて席を同じゅうせず』という風習がございます。婚約とは家同士の契約であり、高位貴族は全て政略結婚のため、お互いに顔をあわせることが殆どございません。通常なら絵姿の交換のみで、本日のパーティーが初の顔合わせ、そして初の協同作業となります。もちろん学園も男女別でした。
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