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学生編
気持ちのすれ違い
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トイレにつき急に吐き気がこみ上がった。
「うっ」
「おい!! どうした?」
古巣が大声で騒いだ。
「吐くならこっち」と体を支えられたが全身が今激痛過ぎて
「痛い!!」と叫んでしまった。
!?
こういう状況に慣れてない古巣は驚いていた。
「ご、ごめん、うぇええええ」と目の前で吐き出した。
胃液と白いなにかと少しの食べ物、こんな姿見られたくないのに、、、、。
「ま、待ってろ、先生呼んでくる!!」と走り出した。
「はぁ……はぁ……」
夜に来たお客が精液ゴックン何度もさせられたのが原因かな、、。
気持ち悪い、全部吐き出してしまいたい。
「かはっ……」
トイレに集まってきた複数の生徒に見られ、僕は全身赤に染まって茹で蛸みたいになっているだろ。
恥ずかしすぎてどうにかなりそうだ。
「琉架!!!!」
この声は知ってる、璃亜武が呼ぶ声だ、僕だけを呼ぶ声が好き。
でもまた璃亜武に迷惑かけちゃうな、本当に僕って嫌なやつだよね。
璃亜武も放っておけばいいのに、僕のことなんて。
抱き抱えられ僕は保健室に運ばれた。
今日はせっかく初コンビニでお昼自慢して食べようと思ってたのに最悪だ。
「あ! 小鳥遊くん」
「先生、琉架がいつもより怪我多くて」
俺の手は震えた。
琉架の怪我がいつも以上に多い。
どうしてこんなになるまで琉架がこんなめに合わないといけないのかって胸が苦しくなる。
もし琉架がΩだったら俺は手を出していた。
βだからきっとそうにはならないのであろう。
好きにはかわりはないが。
俺には誰にも言えない秘密がある。
それでも琉架のこんな姿を見るだけで俺は俺にはなにかできないのかと必死になる。
琉架がどうして俺に隠そうとするのか理解ができない。
中学生の時のことが頭に浮ぶ、あの時はαの俺でさえ恐怖を感じた。
βなんかもっと怖いだろうな、なのに耐えて耐えて、最後には慣れるってなんだよ。
俺に頼ってくれよ。
先生が制服を捲り上げようとした時
「あーちょっまって……えっとまじでなにもないので大丈夫」
と言ってきたのだ。
「はぁ?」
「璃亜武、そんな怖い顔すんなって大丈夫なもんは、大丈夫」
こいつはまだこんなことを言ってるのか、むかつく。
琉架の前に立ち無理矢理でも制服を脱がそうとする。
「なに、ちょっ待って変態かよ!!」
「俺は琉架の体を見ないと納得できないから」
「いやいや、先生璃亜武くんが変態な行為してます、止めてください!!」
「琥珀くん、大人しくしなさい」
「へ?」
あっという間にワイシャツを脱がされてしまった。
手で裸体を隠すも脇腹、首回り、腕周辺痣の広がりがエグかった。
っつ……。
なにが大丈夫だ。
こんなの酷いってもんじゃない。
なにが政治家だ、訴えてやる、こんなの子供にしていいことじゃない。
「ちょっとこれはさすがに保健室じゃ対応できないし、これを大丈夫って言うんだったら正直もう」
こちらを向いた先生。
「ぁあ……ね、ほら大丈夫でしょ、こんなのいつものことだし、いつも見てる風景、そう! 風景だ」
バチン
俺は琉架の頬を叩いてしまった。
さすがの琉架も驚いていた。
「ああ、ごめん璃亜武」
そう言って暗く沈んでいく琉架。
俺は謝る気もなかった。
そして俺は脱力していた。
「とりあえず小鳥遊病院に連れて行こう、君も行くよね?」
「俺は、、、学校に残ります」
「そ、そうか」
先生と病院に向かったようだ。
「うっ」
「おい!! どうした?」
古巣が大声で騒いだ。
「吐くならこっち」と体を支えられたが全身が今激痛過ぎて
「痛い!!」と叫んでしまった。
!?
こういう状況に慣れてない古巣は驚いていた。
「ご、ごめん、うぇええええ」と目の前で吐き出した。
胃液と白いなにかと少しの食べ物、こんな姿見られたくないのに、、、、。
「ま、待ってろ、先生呼んでくる!!」と走り出した。
「はぁ……はぁ……」
夜に来たお客が精液ゴックン何度もさせられたのが原因かな、、。
気持ち悪い、全部吐き出してしまいたい。
「かはっ……」
トイレに集まってきた複数の生徒に見られ、僕は全身赤に染まって茹で蛸みたいになっているだろ。
恥ずかしすぎてどうにかなりそうだ。
「琉架!!!!」
この声は知ってる、璃亜武が呼ぶ声だ、僕だけを呼ぶ声が好き。
でもまた璃亜武に迷惑かけちゃうな、本当に僕って嫌なやつだよね。
璃亜武も放っておけばいいのに、僕のことなんて。
抱き抱えられ僕は保健室に運ばれた。
今日はせっかく初コンビニでお昼自慢して食べようと思ってたのに最悪だ。
「あ! 小鳥遊くん」
「先生、琉架がいつもより怪我多くて」
俺の手は震えた。
琉架の怪我がいつも以上に多い。
どうしてこんなになるまで琉架がこんなめに合わないといけないのかって胸が苦しくなる。
もし琉架がΩだったら俺は手を出していた。
βだからきっとそうにはならないのであろう。
好きにはかわりはないが。
俺には誰にも言えない秘密がある。
それでも琉架のこんな姿を見るだけで俺は俺にはなにかできないのかと必死になる。
琉架がどうして俺に隠そうとするのか理解ができない。
中学生の時のことが頭に浮ぶ、あの時はαの俺でさえ恐怖を感じた。
βなんかもっと怖いだろうな、なのに耐えて耐えて、最後には慣れるってなんだよ。
俺に頼ってくれよ。
先生が制服を捲り上げようとした時
「あーちょっまって……えっとまじでなにもないので大丈夫」
と言ってきたのだ。
「はぁ?」
「璃亜武、そんな怖い顔すんなって大丈夫なもんは、大丈夫」
こいつはまだこんなことを言ってるのか、むかつく。
琉架の前に立ち無理矢理でも制服を脱がそうとする。
「なに、ちょっ待って変態かよ!!」
「俺は琉架の体を見ないと納得できないから」
「いやいや、先生璃亜武くんが変態な行為してます、止めてください!!」
「琥珀くん、大人しくしなさい」
「へ?」
あっという間にワイシャツを脱がされてしまった。
手で裸体を隠すも脇腹、首回り、腕周辺痣の広がりがエグかった。
っつ……。
なにが大丈夫だ。
こんなの酷いってもんじゃない。
なにが政治家だ、訴えてやる、こんなの子供にしていいことじゃない。
「ちょっとこれはさすがに保健室じゃ対応できないし、これを大丈夫って言うんだったら正直もう」
こちらを向いた先生。
「ぁあ……ね、ほら大丈夫でしょ、こんなのいつものことだし、いつも見てる風景、そう! 風景だ」
バチン
俺は琉架の頬を叩いてしまった。
さすがの琉架も驚いていた。
「ああ、ごめん璃亜武」
そう言って暗く沈んでいく琉架。
俺は謝る気もなかった。
そして俺は脱力していた。
「とりあえず小鳥遊病院に連れて行こう、君も行くよね?」
「俺は、、、学校に残ります」
「そ、そうか」
先生と病院に向かったようだ。
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