政略ではなく恋愛結婚を希望します!




アルヴェイン公爵家――
王国有数の権勢を誇るその家の一人娘、リシェリアは、幼い頃から次期当主として厳しく育てられてきた。

冷静沈着、才色兼備。
社交界では“氷の公爵令嬢”と呼ばれる彼女には、しかし誰にも知られていない一面がある。

それは――第三王子ルークへの重すぎる片想い。

幼少期に優しくしてもらって以来、リシェリアは十年以上、真っ直ぐに彼へ突撃し続けていた。

「殿下! 本日も大変お慕いしております!」

毎日の訪問。
公開求婚。
牽制。
猛アプローチ。

周囲が呆れ、侍従たちが賭けを始めるほどの一直線ぶり。

けれど当のルークは、いつも困ったように笑うだけだった。

――王位継承権の低い第三王子では、公爵家を背負う彼女を幸せにできない。

そんな想いから、彼はずっと距離を取っていたのだ。

それでも諦めない公爵令嬢と、
絆されることを必死に耐える第三王子。

これは、恋愛にだけ猪突猛進な跡取り令嬢が、
幼馴染の王子を生涯かけて落としに行く物語。




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