異世界陰陽師のJK転生

 俺は、死んだのか?

 周りは真っ黒で、何も見えない。そんな中を手探りで歩いている。

「呪符が使えん」

 声が全く響かないし、音が聞こえない。

 俺の名前は、ロスター。メリスリア国の専属陰陽師として、長い間お仕えしていた。

 占いが基本的な仕事だったのだが。その日は、王子に怨霊が取り憑いたとの話を聞き。お部屋まで伺ったところまでは覚えている。

 しかしその後の記憶がない。
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