私の謎を食べてください。


「…地獄に連れていってよ。
約束、したじゃないですか?
私が、私をこうなるのは、
あなた、わかっていたでしょ?」

 白いはずの壁は、
死を連想する言葉で並べられている。
 赤、青、様々な色で書きなぐりの字、
その中でも、真新しく書かれた「ごめんなさい」。

 僕はその文字の中で、
無意識に息を荒くしていた。
壁の字を凝視すると、気が狂いそうになる。
もう狂っている…のではないか?
 文字の中には、救いがない。

 白い肌とワンピースは、
泥臭く汚れていた。
 少女は、泣いているのか、笑っているとも言えない
乾いた声で繰り返す。

「私の謎を食べてください」
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