天女姫のお婿君

 年端もいかぬ童が暗い森で迷い、微かに差し込む太陽の光を頼りに歩くと、神々しいまでに清い湖に辿り着いた。

 湖に近づく童に、バシャバシャと水が跳ねる音が聞こえる。

「何だろ?」

 近づく度に童に聞こえたのは、妖精のような透き通る笑い声。

 そして目にしたのは、二人の少女の一糸纏わぬ姿。
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