魔法学園で再会した幼馴染の公子さまはわたしを溺愛する。ただ—登校前、彼が庭の『水琴窟』に手を浸す、あの澄んだ水音の意味だけが、わからない
魔法学園で、幼馴染の公子さま――セドリックさまと、再会したわたし、リゼット。
誰にでも冷ややかな次期宰相候補の彼が、どういうわけか、わたしにだけは、毎朝、甘く、溺愛してくださいます。
――ただ一つ。
彼は、登校前、必ず、古い庭の『水琴窟』に、そっと、手を浸すのです。
こぉん……と、澄んだ水音が、ひとつ、鳴る。
それが済むまで、彼は、決して、わたしを教室へ、行かせてくれません。
あの、澄んだ水音の意味だけが、わたしには、どうしても、わからないのです。
※二人にとっては、最初から最後までハッピーエンドです。
※ほの暗いホラー風味(未来を視る公子の、静かで一途な執着)がありますが、ヒロインは絶対に傷つかず、幼馴染に深く愛されて幸せなままの物語です。幽霊やお化けは出ません。
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