没落令嬢と年下の幼馴染 〜「心に決めた人がいる」と嘘をついた令嬢が幸せな結婚をするまでの話〜

没落した男爵家の令嬢ソフィアは、二十五歳になっても結婚していない。
父の死後、金貸しの息子との結婚を迫られているのに、五年経っても拒んでいる。ソフィアには心に決めた人がいて、その人をずっと待っているのだ。

……ということになっているが、本当はそんな相手はいない。金貸しの息子と結婚したくないから「心に決めた人がいる」と言ってしまっただけ。

でもなぜか金貸し親子はそのでまかせを信じているから、一応、想い人のイメージは作った。モデルはオレン。父が在命中に文字を習いに来ていた年下の少年だった。

(全六話の短編です)
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