卒業パーティーで冤罪に遭った公爵令嬢を助けたのは在学中の2年間憑き纏った3代前の学長の幽霊だった

 婚約者の王太子に冤罪による婚約破棄を言い渡された公爵令嬢。
 だが、寝耳に水ではなく、既にその情報を公爵令嬢は得ていた。
 公爵令嬢にだけ視え、在学中の2年間、ずっと憑き纏った3代前の学長の幽霊の助言によって。
 全幅の信頼を寄せていた訳ではないが、一応は対策を練っていたので。

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