約束の城

 二十年ぶりの故郷は、ひどく寂れていた。
 故郷に戻ってきた男は、約束の場所で捨てたはずの恋心を実らせる。

 中学一年の夏、御鞍英一(みくらえいいち)は家庭の事情で引っ越すことになった。英一は、隣家に住む幼なじみであり、親友でもある越馬純平(こしばじゅんぺい)に対して淡い恋心を抱いていたが、最後まで胸に秘めたまま離れることを決意する。
 それから二十年。離婚という人生の区切りを迎えた英一は、捨てきれなかった恋心を抱えたまま、再び故郷に戻ってきていた。別れの日を前に、純平と泣きながら交わした約束を叶えるために。
「二人で一緒に『お城』に行こう」。
 その約束を守るため、二十年ぶりに会う親友と共に向かった先は『CASTLE』という名のラブホテルだった。

※こちらは、2025年10月12日開催のJ.GARDEN58にて配布された無配ペーパー『約束の城』に加筆集を加えたものになります。無配ペーパーをご存知ない方でも問題なくお読みいただけます。

幼馴染み再会BL
執着攻め×バツイチ童貞受け
24h.ポイント 618pt
11
小説 2,516 位 / 219,757件 BL 524 位 / 30,600件

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