二人で見た雪を忘れない
沖縄で育った少年・朔(さく)は、6歳の頃に大切な幼馴染みの少女・咲(さき)と別れた。「絶対会いに来るから」と指切りをして——しかし北海道に移り住んだ朔は、その約束も、咲の顔も、いつしか忘れてしまっていた。
7年後、中学2年生になった朔のクラスに、一人の転校生が現れる。
「覚えてない?さーたん、私さーたん。」
少女の言葉に、朔の記憶が少しずつ動き出す。
南十字星の見える沖縄と、雪の降る北海道。離れていた7年分の時間を、二人はゆっくりと取り戻していく——。
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「覚えてない?さーたん、私さーたん。」
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