希うは夜明けの道~幕末妖怪奇譚~
古来より人間と妖怪という二種が存在する国、「日ノ本」。その幕末、土佐の貧しい郷士の家に生まれた岡田以蔵は鬼の血を色濃く継いだ妖怪混じり。兼ねてより剣にあこがれていた以蔵は、ある朝家の近くの邸宅の庭で素振りをしていた青年を見かける。彼の名は武市半平太。その邸宅の主であり、剣術道場を営む剣士であった。彼の美しい剣に、以蔵は一目で見とれてしまう。そうして彼はその日から毎朝そっと、邸宅を囲む生垣の隙間から、半平太の素振りを見るようになった。
やがて半平太は土佐勤王党を結成し、以蔵をはじめ仲間を伴い倒幕を目指して京に上ることになる。彼らは京で、倒幕派と佐幕派、そして京都の鬼を中心勢力とする妖怪たちの戦いに巻き込まれてゆく。
これは武市半平太の陰で動く岡田以蔵の、闘いと葛藤、選択を描いた物語。
*これはpixivで連載しているものを修正したものです
やがて半平太は土佐勤王党を結成し、以蔵をはじめ仲間を伴い倒幕を目指して京に上ることになる。彼らは京で、倒幕派と佐幕派、そして京都の鬼を中心勢力とする妖怪たちの戦いに巻き込まれてゆく。
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私も日本史、特に戦国・幕末が好きで物語を書いております!!
でも、なかなか岡田以蔵や武市先生が登場するものが少なくて…
うちの以蔵や武市先生とは違った感じで
楽しく読まさせて頂きました!
私の住む家のすぐ近くに武市半平太の生家があります。そんな訳で、大変興味深く読みました。
人斬り以蔵は隠れファンが多いですね。半平太とのかかわりは史実にある通りですが、以蔵に妖怪の血を交わらせたのは、個人的にはご作品が初めてでした。
二人とも、次は暗殺や政争のない時代に生まれ変わって欲しいです。
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