『詩片の灯影』エピローグまたは『咲く灯のエンヘード』プロローグ
夏休みの終わり頃。
古書店『灯影書房』で行われたボサノヴァの演奏と詩の朗読を組み合わせたイベント。
本を扱う店舗ならではの、お客様が持ち込んだ記憶の本とエピソードの展示なども行なっていて、音楽と想いと言葉と記憶が結びつく特別な場所となっていた。
そのイベントで音楽に乗せながら自作の詩を朗読した志貴結。
その感受性あふれる詩に何かを見出したイベントを仕切っていた伊礼紗杜。
言葉の力を信じている、元国語教師で現『灯影書房』店主の草壁圭吾。
三人のちょっとした運命の交錯は、三人が思いもよらなかった方向に動きつつあった。
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