聖女だった老婆は、機械になった王子ともう一度恋をする~ love again~
遠い昔、
隕石のように降り注いだ“星の裁き”から国を救うため、王太子は自らの命と魔力を捧げました。
その魂は《コズミック》という不思議な鉱石に封じられ、やがて、銀のオートマタとして転生します。
時を経て、王太子と婚約していた“聖女”もまた、名を変え、老いた姿でひっそりと暮らしていました。
彼女が見つけたのは、修理されながら命脈を保つ一体のオンボロ機械――
それが、愛する人の魂が宿るオートマタだと、彼女だけが知っていたのです。
時と共に機体は朽ちていき、聖女もまた老いに抗えず、
二人に残された時間は、もはや長くありません。
それでも彼女は、その機械を「ただのモノ」として手放せなかった。
なぜなら、そこにいるのは――愛した王子、その人だったから。
そして迎える最期の夜。
星の輝く空の下、ふたりはかつて交わした想いを、もう一度確かめ合うのです。
◆◇◆
これは、
過去に引き裂かれた王子と聖女が、
命尽きるその時に、ようやく再会し、
“もう一度恋をする”物語。
切なくて、やさしくて、
そして最後は、あたたかい――
異世界×オートマタ×悲恋×再会
短編恋愛ファンタジー。
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