小説 ひとり親物語

この小説はフィクションです。
実際に私が関わって来た女性たちの物語です。
力強く生きていくある家庭の物語です。
筆者の脚色を加えて執筆しました。
主人公や登場人物はすべて仮称にしています。
物語の舞台は大阪に設定しました。
住友結衣は27歳。
結衣の子どもはすず。7歳。小学生1年である。
ある朝、すずが小学校へ出掛けるので、結衣はすずと一緒に玄関先にいた。
「今日はひとりで行く?
「え!ひとりでいくの?」
「頑張れ!」
「すず、頑張って行ってみる」
すずは元気よく、走りだした。
「すず、気をつけてね。行ってらっしゃい」
この物語の始まりである。

さて、物語に入る前に現在のひとり親の公的制度について、ご紹介したい。

「ひとり親」とは、一般的に配偶者がいない状態で20歳未満の子どもを扶養している女性または男性を指します。これには、死別、離婚、配偶者の生死不明、遺棄、配偶者の障害や拘禁など、様々な理由で配偶者がいないケースが含まれます。

ひとり親は、母子家庭の母と父子家庭の父を合わせた総称です。

母子家庭の母とは20歳未満の子どもを扶養している配偶者のいない女性を指します。

父子家庭の父とは20歳未満の子どもを扶養している配偶者のいない男性を指します。

この母子家庭、父子家庭の場合、税法上の条件を満たしていれば税額控除の対象となります。
税法上の「ひとり親控除」の対象となるには、以下の3つの要件を『すべて』満たす必要があります。
①婚姻関係がない、ということ。
その年の12月31日時点で婚姻をしていない、または配偶者の生死が明らかでないこと。 

②事実婚の相手がいない、ということ。
事実上婚姻関係と同様の事情にあると認められる人がいないこと。

③生計を共にする子がいる、ということ。
生計を一にする子がいること。

このひとり親控除を受ける為には所得要件が必要となります。

また、所得に関する以下の条件も満たす必要があります。

一つ目は合計所得金額納税者本人の合計所得金額が500万円以下であること。

二つ目は子の所得金額についてです。
生計を一にする子の総所得金額等が48万円以下であること(給与所得のみの場合は年間103万円以下)。

【ひとり親控除の額】
ひとり親控除の控除額は、性別に関わらず一律35万円です。この控除は2020年(令和2年分)の所得税から適用されています。

【ひとり親家庭への支援】

ひとり親家庭は、子育てと生計維持を一人で担うため、様々な困難に直面することがあります。そのため、国や自治体は以下のような支援策を推進しています。

①子育て・生活支援
②就業支援
③養育費確保等支援
④経済的支援
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