六千人の命のビザ  杉原 千畝物語

 私の母の従兄弟は外交官であった。
彼は大使館勤務と国内勤務とを経験していた。
母から彼のことをよく聞いていたが、大使館に勤務する外交官という仕事は大変な仕事だと思った。
第二次世界大戦の戦火の中ポーランド経由で海外へ避難する為にリトアニア領事館に日本通過ビザの発給を求めてユダヤ人難民が押し掛けたのである。
そのユダヤ人難民たちを助ける為に立ち上がったひとりの外交官がいた。

 この小説はその外交官の物語である。
彼の名前は杉原 千畝(すぎはら ちうね)である。
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