バニシング・ツイン(消えた双子と血染め花のマリー)

 二〇一九年の夏、八月十四日。

 ――ミシシッピ州、ジャクソン・ヴィル郊外。

 ミシェルは以前から、どこからともなく見られている視線に悩まされていた。それはどこへ逃げても追ってくる。ミシェルは次第に姿のないストーカーに狙われていると考えるようになった。この街、ジャクソン・ヴィルでは凄惨な連続失踪事件に続き、放火も相次いでいた。類似するのはこの街の闇の部分、過去の不可解極まりない“血染め花のマリー事件”。一時はなりを潜めていた殺人鬼だが、街を再び恐怖に陥れようと動き出していた。ミシェルは一連の事件が自分を追い回すストーカー男に違いないと独自に調べを進めるが、家族にはそれが妄想じみたものだと思われていた。


登場人物一覧
 ミシェル・アルバラード(23)
“フラワー・カラーズ”の経営者

 ルーク・アルバラード(23)
作家、“ミューズ”の作者

 ニコラス・アルバラード(67)
“ドラッグストア”の経営者

 アルマ・アルバラード(65)
ニコラスの妻

 ダイス・カルホーン(37)
第2分署の刑事

 エブリン・カルホーン(39)

 ウェンディ・カルホーン(9)
ダイスの娘

 ウェイド・カルホーン
ダイスの元相棒で、優秀な刑事

 ロブ・ハーディング(25)
第2分署の刑事

 アビー・リード(24)
“フラワー・カラーズ”の共同経営者

 マイケル・マコーマック(36)
検視官

 リー・タナカ(38)
カフェ“テラリウム”の経営者

 ジョン・スミス(51)
検視官、兼、鑑識班

 ハンター・ブライト(56)
ホームレス。元プロレーサー

 レイチェル・ワイズ(30)
鑑識班、ジョン・スミスの部下

 ステラ・ビーンズ(26)
警察の無線連絡員





(注)
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