かくまい重蔵《第2巻》

時は江戸時代・中期

江戸の本所はずれ・おいとけ堀のすぐ脇に、
人を屋敷へかくまうを家業とする、御家人がいた。

御家人の名は囲 重蔵(かこい じゅうぞう)

屋内では無敵の使い手で、比類なぎ美貌の持ち主だが、人間としては未熟が多い男であった。

屋敷を訪れる人々と関わる中で、重蔵は人の世の艱難辛苦を経験する。

真面目と馬鹿力が取り柄な「社会不適合武士」の
遅咲き成長譚

(※本編は短編集形式で掲載いたします)
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