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3話 出発です
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━━━━━次の日
「さて、行きましょうか?」
「はい、お嬢様」
私達は早朝に馬車で家を出ることにした。
我が家の馬車を使うと目立つし置いてくることも出来ないということで、メイリスが昨日、旅が決まった時に準備してくれたみたい。
馬は業者さんにお任せして私とメイリスは向かい合わせで座った。
メイリスと座るか座らないかの議論が行われて最終的には、無理やり座らせたんですが、それは内緒です。
「とりあえず、どこかのギルドに入らなければ、よね?」
「そうですね。ただ、国内でギルドに入るとすぐにバレるので、なるべくこの国から離れることを優先したいと思っています。」
というと、メイリスは御者さんに話をしに行った。
......馬車が動いてるのに平然と業者さんとお話が出来るメイリスが凄すぎですわ。
私が行きたいと考えてるのは、隣国のハルエット国ですが、あそこは貴族、平民問わず実力主義と聞いてますが、本当なのかしら?
そういえば、お伝えしていませんでしたね。私達が今いる国は『ナリス国』という国です。正直、貴族の位が上になればなるほど、地位にしがみつくのに必死になってる人が多い。と私は思っています。陛下は物凄く良い人なんですが、勿体ないですわ。
私が行きたいって思っている国は『ハルエット国』です。隣国ですが、新しい陛下になってから、実力があれば平民でも爵位を受けれる実力主義になったと言われてますわ。
噂で聞いた程度なので、どこまでが本当かわかりませんが楽しみですわね。
「お嬢様、そろそろ門を越えます。ここからは何があるかわかりませんので注意してください」
「わかったわ。メイリス、この方向だからハルエット国に向かうのよね?」
メイリスには向かいたい先を伝えてないのに道のりには全く迷いがない。
私の考えてたこと口に出してたかしら?
そう考えてると
「お嬢様なら、多分そこに行くだろうなって思ったので勝手に判断してしまいました。申し訳ございません。」
と謝られた。
「謝らなくていいわ。私もそこに行こうと考えてましたもの。」
流石ですわ。と言って微笑むとメイリスが嬉しそうにしていた。
...にしても、本当に凄いですわ。
私の考えなんてメイリスにはお見通しですわね。
外に出るとメイリスのハイスペックぶりに改めて気付きますね。
私の住んでいたハーヴェストの領地から隣国まではそんなに遠くないので3日もあれば着くかしら...?
などと考えているうちに、無事に門を通り抜け、後はハルエット国に向かうだけとなった。
「このまま、何も問題なく着くといいのだけれど...」
「お嬢様、旅には問題が付き物ですよ」
「それもそうね」
そう言って2人は笑いあった。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
お父様とお母様へ
いかがお過ごしでしょうか?
私と皆はとても元気にしております。
さて、本題なのですが、この度 マノン様と離婚したいと考えております。
理由としましては、マノン様と男爵令嬢のリリー・アバズリーさんとの間にお子様が出来たとのことで、リリーさんが直接、我が家に来られました。
私とマノン様は未だ身体の関係もございません。
言うなれば、白い結婚というところでしょうか?
お父様とお母様からマノン様にお伝えしていただけると嬉しいです。
私は今回のことで正直、とても傷つきました。自分の旦那がこんなにも愚かだったのかと考えると涙も止まりません。
気分転換にでも、と思いまして、メイリスと一緒に旅に出ることにしました。
領地の事など色々とお任せてしまうことにはなりますが、申し訳ございません。そして、よろしくお願い致します。
シエラ・ハーヴェスト
「さて、行きましょうか?」
「はい、お嬢様」
私達は早朝に馬車で家を出ることにした。
我が家の馬車を使うと目立つし置いてくることも出来ないということで、メイリスが昨日、旅が決まった時に準備してくれたみたい。
馬は業者さんにお任せして私とメイリスは向かい合わせで座った。
メイリスと座るか座らないかの議論が行われて最終的には、無理やり座らせたんですが、それは内緒です。
「とりあえず、どこかのギルドに入らなければ、よね?」
「そうですね。ただ、国内でギルドに入るとすぐにバレるので、なるべくこの国から離れることを優先したいと思っています。」
というと、メイリスは御者さんに話をしに行った。
......馬車が動いてるのに平然と業者さんとお話が出来るメイリスが凄すぎですわ。
私が行きたいと考えてるのは、隣国のハルエット国ですが、あそこは貴族、平民問わず実力主義と聞いてますが、本当なのかしら?
そういえば、お伝えしていませんでしたね。私達が今いる国は『ナリス国』という国です。正直、貴族の位が上になればなるほど、地位にしがみつくのに必死になってる人が多い。と私は思っています。陛下は物凄く良い人なんですが、勿体ないですわ。
私が行きたいって思っている国は『ハルエット国』です。隣国ですが、新しい陛下になってから、実力があれば平民でも爵位を受けれる実力主義になったと言われてますわ。
噂で聞いた程度なので、どこまでが本当かわかりませんが楽しみですわね。
「お嬢様、そろそろ門を越えます。ここからは何があるかわかりませんので注意してください」
「わかったわ。メイリス、この方向だからハルエット国に向かうのよね?」
メイリスには向かいたい先を伝えてないのに道のりには全く迷いがない。
私の考えてたこと口に出してたかしら?
そう考えてると
「お嬢様なら、多分そこに行くだろうなって思ったので勝手に判断してしまいました。申し訳ございません。」
と謝られた。
「謝らなくていいわ。私もそこに行こうと考えてましたもの。」
流石ですわ。と言って微笑むとメイリスが嬉しそうにしていた。
...にしても、本当に凄いですわ。
私の考えなんてメイリスにはお見通しですわね。
外に出るとメイリスのハイスペックぶりに改めて気付きますね。
私の住んでいたハーヴェストの領地から隣国まではそんなに遠くないので3日もあれば着くかしら...?
などと考えているうちに、無事に門を通り抜け、後はハルエット国に向かうだけとなった。
「このまま、何も問題なく着くといいのだけれど...」
「お嬢様、旅には問題が付き物ですよ」
「それもそうね」
そう言って2人は笑いあった。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
お父様とお母様へ
いかがお過ごしでしょうか?
私と皆はとても元気にしております。
さて、本題なのですが、この度 マノン様と離婚したいと考えております。
理由としましては、マノン様と男爵令嬢のリリー・アバズリーさんとの間にお子様が出来たとのことで、リリーさんが直接、我が家に来られました。
私とマノン様は未だ身体の関係もございません。
言うなれば、白い結婚というところでしょうか?
お父様とお母様からマノン様にお伝えしていただけると嬉しいです。
私は今回のことで正直、とても傷つきました。自分の旦那がこんなにも愚かだったのかと考えると涙も止まりません。
気分転換にでも、と思いまして、メイリスと一緒に旅に出ることにしました。
領地の事など色々とお任せてしまうことにはなりますが、申し訳ございません。そして、よろしくお願い致します。
シエラ・ハーヴェスト
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