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やっぱりこの学校は
2年の最後
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文化祭も終わり、現3年生の卒業式は今日(3月1日)で、現3年生は男高の大学生となる。直也は高校3年生に上がる。
「直也。今日学校は?」
「休みだよ。男高は下級生の卒業式参加は自主でいいの。」
「そうなんだね。出る人もいるの?」
「部活とかでお世話になった人は出るみたいだよ。俺は部活入ってないから。白斗、座って座って。」
結局、木緒が白斗に飲ませた薬の効果がわからないまま普通に3ヶ月が過ぎた。
「この2年長かったね。」
「うん。色々あった。」
「一番印象に残ってることは?」
「やっぱり直也と過ごせたことかな?何も言わずにいなくなった時から、僕にすがれる人が行くなって、とても不安だった。でも、直也がこうして隣にいてくれることがとても嬉しい。」
「俺もだよ。白斗に言わないって決めて入った男高だったけど、言っておけば良かったって少し後悔した。ここを離れることができるようになるまで長く感じた。でも、今はあっという間な気がする。それもこれも白斗に会うための試練だったのかもね。」
ソファに座って2人は手を握る。
「これからだよ。まだまだあるよ。」
「知ってる。でも、白斗がいればなんでも乗り越えられる気がする。」
「うん。これからもよろしくお願いします。」
「直也。今日学校は?」
「休みだよ。男高は下級生の卒業式参加は自主でいいの。」
「そうなんだね。出る人もいるの?」
「部活とかでお世話になった人は出るみたいだよ。俺は部活入ってないから。白斗、座って座って。」
結局、木緒が白斗に飲ませた薬の効果がわからないまま普通に3ヶ月が過ぎた。
「この2年長かったね。」
「うん。色々あった。」
「一番印象に残ってることは?」
「やっぱり直也と過ごせたことかな?何も言わずにいなくなった時から、僕にすがれる人が行くなって、とても不安だった。でも、直也がこうして隣にいてくれることがとても嬉しい。」
「俺もだよ。白斗に言わないって決めて入った男高だったけど、言っておけば良かったって少し後悔した。ここを離れることができるようになるまで長く感じた。でも、今はあっという間な気がする。それもこれも白斗に会うための試練だったのかもね。」
ソファに座って2人は手を握る。
「これからだよ。まだまだあるよ。」
「知ってる。でも、白斗がいればなんでも乗り越えられる気がする。」
「うん。これからもよろしくお願いします。」
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