397話。「いや、咎めるつもりはないんです」

これだ。将が康三を許した。この瞬間に、純代を通して間接的にだが、亡き父と息子の確執が終わったんだと思う。そして、裏で聡を支えていた康三の厚情を知る。

翻って政治家の仕事って、相反する利益の調整だけど、万人に良い政策ってないから、必ず誰かを苦しめる。トップとしてバサっと裁いても、その後、ちゃんと利益からあぶれた人に目を配るというのが、いい政治家なんだよね。

康三・毛利組に百点プラス！
純代はさらに倍！

(アタック25かよ！でもこの二人組、やり方が強引過ぎて、今までのマイナス点がかなりあるからねぇ。By ロボ丸🤖)

397話。聡の病気も心配だが、「博史が陽には良い父親だった」と聞くと少々複雑だ。似たケースを知っているが、寝取られて出来た子を引き取って、自分の子として育てるって大変だ。カップルとも連れ子で再婚して、仲の良い家族はある。でも、憎しみの感情が混じっている場合は違う。霊長類の本能は子殺しだ。

子供には偽りの父親を演じる気苦労と、母親からの猜疑の眼で、針のムシロだったろう。頼みの綱の血を分けた胎児が流れてしまえば、博史じゃなくとも気持ちが折れる。辻褄合わせだけの無理な結婚。それでも将への怨みをぶつけるでもなく、良きパパを、六年も演じ切ったという博史を見直した。

(婚約破棄の時は、聡に手を上げていたもんな。By ロボ丸🤖)

追記。見落としとったわ！また衝撃の最終行やん！マジかよ。神様の意地悪！🥺

396話。不思議なもので、倒叙的な語り口だと、意外な事実でも落ち着いて読めるね。時系列だと未来が分からないぶん、些細なことでも一喜一憂、切歯扼腕しちゃう。でも将さまが結果幸せなら、聡や陽のこれまでの身上はもう良いかなって。

ただ、康三さんが聡失踪の秘密を墓場まで持っていったというのは驚きだ。最後まで最愛の息子と分かり合えず、鬼籍に入った父の悲哀とは如何ほどのものか。純代に至っては。今や将さまの義母かつ子息の大おばとして、一緒に暮らしてるくさ、なし黙っとるね？！

(それよりお前、将さまって、、、、韓流スターの追っかけかよ！By ロボ丸🤖)

395話。あっそうか。あの香奈ちゃんか、、、。誰もが納得する良識的な結婚。跡継ぎにも恵まれて、ゲームセット。もはや聡が入り込む余地はない。康三・毛利の完全勝利だ。愛が悪に負けた、、、無念。

とはいえ、この与えられた結婚も、もう一つの幸せだ。決して諦めの人生でなく、ヒージーもいつかきた道。夭逝した康三の前妻も含めて鷹枝家の伝統かも知れない。

いずれにせよ、命あっての幸せだ。贅沢言っちゃいけないね。刺された将が九死に一生を得たとすると、大量の輸血をされた筈だ。確かキース・リチャーズ辺りが言ってたけど、人間って全身の血を入れ替えると、人生観も変わるってね。

(ビタースイートやな。By ロボ丸🤖)

394話 (最終章　また春が来る１)。

三点。まず「前総理を衆議員解散・総選挙に追いやり」は「衆議院解散」ですね。

次に「史上最年少で宰相になった鷹枝総理」。これは間違いとまでは言えないが、「宰相」かどうかは後年の評価に依るので、ここは「首相」の方がしっくりくると思う。

最後に「就任してわずか一年足らずながら、癒着がらみで検挙され、あるいは追い詰められて自殺した者は数十人にのぼる」。もしこれが事実なら、中韓の現政権の様に検察の独立性のない独裁政治です。日本の首相は、検察を恣意的に使って、政敵をどんどん逮捕することは出来ないし、歴史的にも例がない。もちろん陰謀倫を囁く人はいますが、証拠はない。とはいえ、清廉な鷹枝総裁が、検察に頼らず、党内浄化に乗り出すことは出来るので、「就任してわずか一年足らずながら、既得権益との癒着絡みで失脚させられた与党議員は数十人にのぼる」くらいの方がリアリティがあるかと思う。

394話。将が生きてた！！女優になった陽と再開！！リヴ・タイラーみたいなハナシじゃん！！神様ありがとう！！

最高にハッピーな週末になる！！😃🎉🎉🎉

(わっ！総理って康三かと思ったわ！By ロボ丸🤖)

390-393話。どうしてこんなことになったのか。

振り返れば、聡が陽を身ごもり、将が結婚を決意したのが始まりだ。当然、周りの大人は、社会的影響を危惧して、二人の関係の清算に動く。その一方で、父の康三は将の東大進学と自らの後継を、結婚の条件だと言う。それを真に受け、受験に命をかける将の陰で、康三の部下毛利は着々と大がかりなスキャンダル隠蔽工作を進める。そして試験当日、聡の態度に不審を持った将が、試験会場から引き返すと、覚せい剤に狂った大悟の凶行の犠牲になる。

下手人の大悟を責めても仕方ない。不幸な星の下、もう終わった人間だ。毛利はどうか。彼は彼の仕事＜手段を問わず、康三の政治生命を守る＞を遂行しているだけ。康三はどうか。彼には一義的な責任がある。ただ歪んだ将への溺愛が裏目に出て、各種工作はむしろ政治的には危ない。要するにバカ親。

この不幸な結実にいちばん責められるべきは、聡だと思う。既に秒読みだった結婚と婚約者を捨て去った罪、将との危険な愛と知りながら、女の自分を優先したのに、妊娠に動揺して、土壇場で元の鞘に戻ろうとする厚顔、片親の同意なく将の前から消える不実、結果的に弁当屋の生業を奪い、みな子を苦しめ、両親まで裏切る罪深さ。

どんな美貌で性格が良かろうが、底辺校で素晴らしい社会教育を実践しようが、将を含め、周りを不幸に追いやったのはこの女だ。「将を愛するが故に、自分が身を引く」というのは、自らの社会的保身を言い繕う方便にしか聞こえない。

万死に値する。

(お前、聡にメチャ厳しいな？普通に考えりゃ、将と聡を無理に引き剥がした康三と毛利の二人が元凶やろ。By ロボ丸🤖)

393話。毛利のバカ、何やってんだ。将の死に目くらい聡と会わせてやれって。涙涙涙涙😭

390話。絶句。😱😱😱

(南無三・・・By ロボ丸🤖)

387話。試験の前日。今晩に限っては恋愛はどうでもええわ。こうなったらっておかしいけど、聡はもう嘘を突き通せばいい。そして将を試験に集中させて欲しい。バカ親とその秘書が裏でどんな不実を画策しようが、約束は約束だ。

「東大合格」

それしか突破口は無い。もう既にそれも無いのかも知れないけど、やるだけやろうよ！これは特攻なんだよ。駄目でも標的に体当たりするしかない。最後に笑顔で将を送り出してあげて！涙涙涙涙涙涙😭

(悲壮やな。念のため、これ小説だからな。お前、ちゃんと現実と区別ついてるか？菅さんにへんな手紙出すなよ。By ロボ丸🤖)

383話。将との関係を精算するべく、偽りの気持ちを手紙にしたためる聡。将に納得させる為の毛利の差し金だという。

またこの男だ。言うまでもなくこんな茶番を将が受け入れる訳がない。聡も含めてこの三人は、将を人格を持った人間として扱っていない。彼らがやっているのは聞き分けのない幼児を黙らせる為に眠くなるドロップを舐めさせるようなマネだ。

既に義務教育を終え、本人の器量で芸能活動をし、もうすぐ生まれる胎児の父親でもある「立派な大人」の個人の尊厳を、他人に奪う権利はない。二人の結婚が社会通念上問題であれば、その社会通念を「甘受する」か「抗う」かは、本人たちが決めること。すなわち将の意思が入らない決定などあり得ない。将の人権はどうなるのだ。当事者で教育者の聡までその片棒を担ぐなんて狂ってる。恥を知れ。

(お前、この件になると熱くなるな。いつも人権、人権言う奴はイケ好かん言ってるクセに。ところで法律上はどうなるんや。十八歳って準成人だよな？By ロボ丸🤖)

380話。菩提寺の父子。じ〜んとくる清々しいシーン。やっぱり二人を繋ぐ人のお墓の前ではどちらも素直になれるね。憑き物が取れるような。であるなら康三さん、その清らかな心に真っ直ぐに向き合って。「けものみち」からこっちの世界に戻ってきて。惹き合う番(つがい)のヒナを、同じ巣に戻してあげて。

(無理やろ。一度あっち側に行っちゃったら。By ロボ丸🤖)

376話。この鬱屈した流れの中で、兵藤と井口、実人生を着々と歩むこの二人が、唯一の救い。はじめ前原や瑞樹と同じクラスいたなんて信じれん。井口と前原なんて赴任したての聡を犯そうとしてたんだから。それが今じゃ明と暗だ。月並みだけど、この年代の教育って大事よね。金の卵を孵らせるか、腐らせるか。その意味じゃ将は聡のお陰で、見事に金の小鳥から成鳥に育ちつつある。もう聡は役目を終えたのかも知れんね。

(あれっ？お前、それ肯定すんの？！恋愛ドラマの方は何も解決しとらんが。By ロボ丸🤖)

373話。今度は両親まで裏切る聡。どうして偽りの人生を選ぶ事にしたんだっけ？こんな騙し討ちが、将への愛って意味分かんね。NK国の工作員じゃあるまいし、肉親まで欺くなんて。自分の出自も知らされぬひなたが不憫。最低でも将の同意取れよ。

(ったく、ナイーブな奴や。生殖医療とか不倫とか、世の中には人に言えない出生の秘密を抱えて子育てする母親なんて幾らでもいるわ！みんなそれで社会的体裁保ってんのよ。By ロボ丸🤖)

370話。聡の目から大粒の涙が溢れると同時に、こっちの目からも涙が溢れるわ。何でこんなことになっちゃうのよ。余りにも一方的でメチャクチャ。将ってお腹の子供の父親なんだよね。それが母親共々黙って消えちゃうなんてあり得んわ。父親にも子供と一緒にいる権利あるでしょ。DVでもないし。

(良くある日本人妻の子供連れ去りって、国際的に誘拐と同罪って言われてるよな。By ロボ丸🤖)

369話。ここで博史！なんてこった。あの黒いバカコンビが考えつきそうなふざけたシナリオだ。ここで博史を入れ込めば、一つ残ったジグソーパズルの穴が綺麗に塞がるとでも考えたか。

こんなことが上手くいくなら、全国に広がる前夫の子に対する現在の夫の凄惨な虐待や子殺しなんて問題は起こらない。誰が好き好んで、自分の婚約者を奪った間男が作った子どもを大事に育てるか。そういう邪悪さのない純代でさえ、火事場の将を見捨てたというのに。

(確かにな。オレがヒロシでもひなたを愛せる自信無いわ。By ロボ丸🤖)

366話。「あの瞬間は好きだった」
ウソでもみな子にとってこの一言は嬉しいだろう。きっとこれで傷ついた心を再生出来るよ。毛利と康三のドス黒さに辟易するけど、将の真っ直ぐで優しい男らしさに、魂が浄化される感じがする。

(お前な、将だって瑞樹や大悟っていう黒い十字架を背負ってるんだぜ。By ロボ丸🤖)

365話。「将と別れてくれ」
おいおい、将との約束はどうなったのよ。東大はダメかも知れないけど、結果を見ずに、聡に離縁を迫るって約束違反じゃん。男と男、鷹枝の当主と跡継ぎの約束ってそんな軽いの？これは今後に禍根を残すね。政治家の対面を保つ為だけに、若い二人の未来を奪うなんて馬鹿げてる！

(もっと大人になれや。世の政治家にとって政治生命を守るのが、最大の正義なの！By ロボ丸🤖)

362話。毛利大嫌い！もしさ、読者の登場人物好感度ランキングを調べたら、毛利ってぜったい最下位だわ。因みにroadie☆さんのランキングは、、、、
ベスト3
将
ヒージー
みな子

ワースト3
毛利
前原
博史

(お前のランキングなんか、誰も興味ないわ。聡ってニュートラルなんか？！By ロボ丸🤖)

361話。「これが二人の生涯最後の写真になる」

この最後の一行、読みたく無かったわ。そうそう、卒業式って問題児ほど、思い出が去来して目頭が熱くなるよね、、、こういう光景あったあったって、ちょっといい感じのノスタルジーに浸ってたら、最後にこれだ。このパターン良く有るけど。苦笑。😅

(そんなに嫌なら、毎回最後の行だけ飛ばして読めや。By ロボ丸🤖)

357話。そんな！将と聡の接点の痕跡を消しさるために、真面目に営む弁当屋の夫婦の生業を奪うなんて！毛利正気か。こっちの方がバレた時、政治生命を失うスキャンダルだって分からんのか。こんな人間の心を持たない男に頼らなければならない次期総裁候補って何。日本の舵取りはおろか、政治家をする資格もない！

「鬼畜や・・・・」By ロボ丸🤖

354話。みな子、、、痛々しい、、、そこまで詰め寄ったら、将から拒絶されるって分かってるのに。切ない、、、可哀想、、、不憫。あまりのいじらしさに、こっちが泣けてくる。何とかして、この子を幸せにしてあげたい、、、。😢

(お前は関係無いやろ！By ロボ丸🤖)

352話。教室で将と聡とみな子の取り合わせってシュール。壊れた三角関係のようなこの三人が、学校では完璧に演技しちゃって、当たり前の様に平静を装う。その作られた舞台の上で、何も疑わず、下級生がバレンタインの小さな思いを伝える。普通の人だと、演技と日常のどちらが現実なのか分からなくなって、人格崩壊しそう。😥

(そんなモン、女子アナとか普通にやっとるわ。お前は不倫とか、政治家の秘書とか絶対無理なタイプやな。By ロボ丸🤖)

351話。やっぱり聡がおかしい。別れるなんて言い出して、、、。もう後戻りが出来るないポイントまで来ているのが分からないのかな。胎児からしたらママ何言ってんのって事だよ。不都合は分かるが、この位の不適切カップルなんて、世の中にはゴマンといて、みんな適当に折り合いをつけてやってると思うけど。