塔の上の王子さま

黒い瞳と黒の髪の王子さまがいました。
王子さまは不吉だと言われ塔の一番上に幽閉されていました。
哀しい境遇の王子さまはそれでも優しく、名前もなく醜い容姿と声の私に優しく接し『ロイ』と名前を与えてくれました。

ロイは不相応ながら、王子さまに密かに想いを寄せていました……。
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