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護るべきもの
29 **ぐっと行ってガッとやる**
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明日の地形を地図で確認し、想像する。主戦場は草原で引いたら市街地。ポーションは多めに持って。私は後方でリュリュの世話だろう。
「ねぇねぇ リィン君」
殿下がスンスンと鼻を鳴らした。
「はい、なんです?」
私とコーディ殿下は今、同じ部屋に居る。というか拠点を移動してもずっと同じ部屋に押し込まれている。
そして一度もコトにおよんでいない。
「ぐっと行って……」
「……」
「ガッと」
「……」
「して…いい…?」
全然 ぐっともガッともしていないのだがどうしたものか。
きゅぅん、捨てないでと鳴く子犬のようだ。意地悪をしたいが、もうやり尽くした感がある。
アルトにも
「もう、コー君に意地悪しないであげて!可哀想過ぎるよ!」
と、哀れまれている。ははっ王からの依頼は断れませんなぁ。
「いいですよ」
ばっと私を抱き上げて、ベッドに押し付ける。
「ねえ、ほんとに、本当にいいの?」
さあ、あの時の続きをしよう
「ゆるします」
「……は…」
肩口を噛まれ、首筋を舐めあげられる。狼と呼ばれる男に、弱い所を晒すのはなかなか恐ろしいものだ。
恐怖なのか、別の何かなのか。私はぶるりと震えた。
全身を確かめるように撫で回され、あちこち噛まれる。コーディ殿下の愛はなかなか特殊だ。マーキングが激しい。
「ねぇ…ねぇ…入れたい」
膝を割り入れて、性急に先を押し当てる。
「まって、でんか、いきなりむり、ひっ!」
ミシリと嫌な音が聞こえた気がした。
「あ、あぁあ!」
痛い痛い痛い痛い!クソ殿下!裂ける裂けるーー!
「ごめ、でも、あ…」
容赦なく中に入り込んで来る。痛い痛い!いくら多少慣らしてあっても、痛い!
「あ、あは…あはは。ほら、リィン、全部入ったよ…?」
「で、んかの、ばか しぬほど、いたい…!」
息も絶え絶えにぽろりと涙が溢れる。
「ごめん、でも止められなかった」
「ゆ、るしません…!」
苦しい 内臓を圧迫される苦しさと痛みにはくはくと息をする。
「僕、君の中に入ってる。凄いや…ねぇ?動いていい?良いよね?」
「や、だめ、だめです!でんかぁああ!」
幸いにも、殿下はすぐにイッた。我慢させ過ぎたせいか!くそッ
「あっ!あっ!で、殿下っ、一回抜いて…!」
「なんで…良いじゃない?良い、凄くイイよ、リィンのなか」
ぐちゅん!ぐちゅんと中に出されたモノが漏れてくる。イヤだと首を振っても、しっかりと押さえつけられる。
「で、んか、あっ!あっ!ら、らめっ」
痛みはまだあるが、気持ちの良い所に当たり始める。
「リィン、イイの?僕は凄くイイよ…!」
「い、とか、じゃなく、あっ!あっ、そこ、やっ…だめ」
だめ、思考が溶ける、この身体は知っているから、キモチノイイことを。
「は、はは、ね、イイって言って?いいんでしょ、ね、言って」
「ひ、は、い……、あっ、いいっ、いいです、そこ、もっとっあっ!ひっ!い、イク!あっ!あああーー!」
ぎゅっと中を締め上げて、嬌声を上げる。凄くイイ。身体の中でどくんどくんと脈打って、注ぎ込まれる感覚が気持ち良くて、もっとちょうだいと搾り取る。
「あ… は…は、」
引き抜かれると気持ち悪いくらい、溢れた。はは…どんだけ溜まってたんだ?ついでに言うと流血沙汰にはならなかった。セーフ。
コーディ殿下は力の入らない私をうつ伏せにひっくり返す。腰をぐっと持ち上げて、耳元で囁いた。
「ねぇ、リィン。僕はなんだい?」
「で、んか、?」
「そうだけど、違うでしょう?僕は犬だ。犬なら犬らしく、しよう?」
後ろから一気に突き入れられて
「きゃぁん!」
子犬のように啼いたのは私だった。
途中、風呂に行き、そこでもいたして部屋に戻るとぐちゃぐちゃの寝具がきれいにされていたのは、少し気恥ずかしいかったが、そこでもまたむさぼりあった。
馬鹿みたいに体の相性がいい。これはいかんやつだ。
「ねぇ、名前で呼んで」
「今更ですか?」
がっちり咥え込んだまま、睦言を繰り返す。
「うん、今更」
まだ濡れている私の髪に指を通す。
「…コーディ…」
「はい」
ふふ、いいお返事です。
「良く出来たら、ご褒美をくれるのでしょう?」
「まだ、欲しいの?欲張りじゃない?」
「じゃあもうご馳走さまをします」
「デザートをどうぞ!」
あん♡とたっぷり啼かされる。すごく良い。
「ねぇねぇ、どうして最初入ったの?普通なら無理だよね?」
無理だってわかってるのにやろうとしたのか!この駄犬め!
「…狼と一緒の部屋にずっといたんですから…私だって痛いのは嫌ですし」
めっちゃ痛かったけどな!涙出たわ!
「え?準備してたってこと?今日だけ?え、え?」
にっこり笑って、答えてやらない。
「ねぇ、ねぇねぇ!リィン!リィン君!ねぇってば!」
「なんです?殿下」
「僕って君に好かれてる?」
「嫌いな人と一緒のベッドで寝ませんよ」
ばっと殿下は飛びついてくる。
「好き!好き!リィン君大好き!」
「はいはい、私も好きですよ」
開戦が近いのに、私達の睡眠時間は極端に少なかった。
「ねぇねぇ リィン君」
殿下がスンスンと鼻を鳴らした。
「はい、なんです?」
私とコーディ殿下は今、同じ部屋に居る。というか拠点を移動してもずっと同じ部屋に押し込まれている。
そして一度もコトにおよんでいない。
「ぐっと行って……」
「……」
「ガッと」
「……」
「して…いい…?」
全然 ぐっともガッともしていないのだがどうしたものか。
きゅぅん、捨てないでと鳴く子犬のようだ。意地悪をしたいが、もうやり尽くした感がある。
アルトにも
「もう、コー君に意地悪しないであげて!可哀想過ぎるよ!」
と、哀れまれている。ははっ王からの依頼は断れませんなぁ。
「いいですよ」
ばっと私を抱き上げて、ベッドに押し付ける。
「ねえ、ほんとに、本当にいいの?」
さあ、あの時の続きをしよう
「ゆるします」
「……は…」
肩口を噛まれ、首筋を舐めあげられる。狼と呼ばれる男に、弱い所を晒すのはなかなか恐ろしいものだ。
恐怖なのか、別の何かなのか。私はぶるりと震えた。
全身を確かめるように撫で回され、あちこち噛まれる。コーディ殿下の愛はなかなか特殊だ。マーキングが激しい。
「ねぇ…ねぇ…入れたい」
膝を割り入れて、性急に先を押し当てる。
「まって、でんか、いきなりむり、ひっ!」
ミシリと嫌な音が聞こえた気がした。
「あ、あぁあ!」
痛い痛い痛い痛い!クソ殿下!裂ける裂けるーー!
「ごめ、でも、あ…」
容赦なく中に入り込んで来る。痛い痛い!いくら多少慣らしてあっても、痛い!
「あ、あは…あはは。ほら、リィン、全部入ったよ…?」
「で、んかの、ばか しぬほど、いたい…!」
息も絶え絶えにぽろりと涙が溢れる。
「ごめん、でも止められなかった」
「ゆ、るしません…!」
苦しい 内臓を圧迫される苦しさと痛みにはくはくと息をする。
「僕、君の中に入ってる。凄いや…ねぇ?動いていい?良いよね?」
「や、だめ、だめです!でんかぁああ!」
幸いにも、殿下はすぐにイッた。我慢させ過ぎたせいか!くそッ
「あっ!あっ!で、殿下っ、一回抜いて…!」
「なんで…良いじゃない?良い、凄くイイよ、リィンのなか」
ぐちゅん!ぐちゅんと中に出されたモノが漏れてくる。イヤだと首を振っても、しっかりと押さえつけられる。
「で、んか、あっ!あっ!ら、らめっ」
痛みはまだあるが、気持ちの良い所に当たり始める。
「リィン、イイの?僕は凄くイイよ…!」
「い、とか、じゃなく、あっ!あっ、そこ、やっ…だめ」
だめ、思考が溶ける、この身体は知っているから、キモチノイイことを。
「は、はは、ね、イイって言って?いいんでしょ、ね、言って」
「ひ、は、い……、あっ、いいっ、いいです、そこ、もっとっあっ!ひっ!い、イク!あっ!あああーー!」
ぎゅっと中を締め上げて、嬌声を上げる。凄くイイ。身体の中でどくんどくんと脈打って、注ぎ込まれる感覚が気持ち良くて、もっとちょうだいと搾り取る。
「あ… は…は、」
引き抜かれると気持ち悪いくらい、溢れた。はは…どんだけ溜まってたんだ?ついでに言うと流血沙汰にはならなかった。セーフ。
コーディ殿下は力の入らない私をうつ伏せにひっくり返す。腰をぐっと持ち上げて、耳元で囁いた。
「ねぇ、リィン。僕はなんだい?」
「で、んか、?」
「そうだけど、違うでしょう?僕は犬だ。犬なら犬らしく、しよう?」
後ろから一気に突き入れられて
「きゃぁん!」
子犬のように啼いたのは私だった。
途中、風呂に行き、そこでもいたして部屋に戻るとぐちゃぐちゃの寝具がきれいにされていたのは、少し気恥ずかしいかったが、そこでもまたむさぼりあった。
馬鹿みたいに体の相性がいい。これはいかんやつだ。
「ねぇ、名前で呼んで」
「今更ですか?」
がっちり咥え込んだまま、睦言を繰り返す。
「うん、今更」
まだ濡れている私の髪に指を通す。
「…コーディ…」
「はい」
ふふ、いいお返事です。
「良く出来たら、ご褒美をくれるのでしょう?」
「まだ、欲しいの?欲張りじゃない?」
「じゃあもうご馳走さまをします」
「デザートをどうぞ!」
あん♡とたっぷり啼かされる。すごく良い。
「ねぇねぇ、どうして最初入ったの?普通なら無理だよね?」
無理だってわかってるのにやろうとしたのか!この駄犬め!
「…狼と一緒の部屋にずっといたんですから…私だって痛いのは嫌ですし」
めっちゃ痛かったけどな!涙出たわ!
「え?準備してたってこと?今日だけ?え、え?」
にっこり笑って、答えてやらない。
「ねぇ、ねぇねぇ!リィン!リィン君!ねぇってば!」
「なんです?殿下」
「僕って君に好かれてる?」
「嫌いな人と一緒のベッドで寝ませんよ」
ばっと殿下は飛びついてくる。
「好き!好き!リィン君大好き!」
「はいはい、私も好きですよ」
開戦が近いのに、私達の睡眠時間は極端に少なかった。
応援ありがとうございます!
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