人魚姫の微笑み~真実は断罪の後に~

「リリィ・マクミラン!貴様との婚約は今日限りだ!!」
 婚約者の声が、卒業パーティーの会場に響き渡った。
 こうなるのは薄々わかっていた…。

 人魚姫を彷彿させる隣国の留学生に、婚約者の王太子は夢中だった。遅かれ早かれこうなっていたのだ。

 謂れの無い罪で攻め立てられ、婚約破棄の後、国外追放を言い渡された。
 元婚約者の側近達が、私を追い出そうと詰め寄ってきたとき
「やめろ。彼女に触るな。クソ野郎共」
と、助けてくれる男性の声が。
 その人はーーーー。

全四話です。
少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
小説家になろうにも掲載しました。
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