大学で短距離インカレ優勝した私が鍼灸師のお爺さんの大きいアレに…

夏の大会を終えた体育会系の大学生・可奈は、張りの残る身体を整えるため、街外れの鍼灸院を訪れる。
日焼けした肌、鍛え抜かれた体幹。スリーサイズはB88・W58・H86。自分では意識していないが、健康そのものの体格は、服の上からでも隠しきれない。

迎えるのは院長・高橋。七十を超える年齢で、若い頃は地方の国立大学で学び、そのままこの土地で鍼灸一筋に生きてきたという。穏やかな声とは裏腹に、長年の施術で鍛えられた指は太く、掌は分厚い。余計な動きはなく、必要なところにだけ、確実に触れる。

治療は淡々と進む。
距離は近いが、踏み込まない。
それでも、年齢も立場も違いすぎるからこそ、手の存在感や声の低さが、妙に意識に残る。

施術前に案内された更衣室は、二人でも余裕のある広さだった。
正面の鏡に映るのは、競技で作られた身体と、少し熱を帯びた表情。
「相手はお爺さん」「ここは医療の場」
そう理解しているはずなのに、その前提があるからこそ、意識は静かに揺れる。

触れられる理由は、ただの治療。
それ以上でも、それ以下でもない。
――なのに、太い指の感触だけが、頭のどこかに残り続けていた。
24h.ポイント 234pt
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