悪役令嬢は間違えない


 王太子の婚約者候補として横暴に振る舞ってきた公爵令嬢のジゼット。

 その行動はだんだんエスカレートしていき、ついには癒しの聖女であるリリーという少女を害したことで王太子から断罪され、公開処刑を言い渡される。

 処刑までの牢獄での暮らしは劣悪なもので、ジゼットのプライドはズタズタにされ、彼女は生きる希望を失ってしまう。

 処刑当日、ジゼットの従者だったダリルが助けに来てくれたものの、看守に見つかり、脱獄は叶わなかった。

 しかし、ジゼットは唯一自分を助けようとしてくれたダリルの行動に涙を流し、彼への感謝を胸に断頭台に上がった。


 そして、ジゼットの処刑は執行された……はずだった。

 ジゼットが気がつくと、彼女が9歳だった時まで時間が巻き戻っていた。

 ジゼットは決意する。

 次は絶対に間違えない。

 処刑なんかされずに、寿命をまっとうしてみせる。

 そして、唯一自分を助けようとしてくれたダリルを大切にする、と。


 
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