死体蹴りから成り上がり~勇者パーティーに殺された元最強冒険者は、スキル『下克上』を使い、蘇生魔法を使う魔王の娘と共に復讐を誓う~

「私が死ねば、あなたも死ぬ。つまり一蓮托生――――」

 かつて最強とよばれた伝説の冒険者、ゼロ・エドウィン。彼は勇者パーティーと行動を共にし、裏切られ、そして殺されてしまった。

 しかし、自らを魔族と人類のハーフと名乗る謎の少女、ローネ・フリルによって再び命を授かる。

 最強クラスだった魔法、世界一のスキル保有数。その両方を失い、最弱として成り下がったゼロだが、復讐心だけは人一倍。
 勇者パーティーによって、家族や仲間たちを皆殺しにされた魔王の娘、ローネ。彼女もまた、同じく復讐心を抱く同士である。

 そんな復讐に囚われる二人だが、蘇生魔法しか使えないローネに、魔法を使えずスキルを持たないゼロ。
 しかし、通りがかりの魔獣に殺され、蘇生されたゼロはとあることに気づく。

「スキルが……増えてやがる……!」

 死ねば死ぬほど、スキルが増える『下克上』。
 彼はこのスキルを活用し、何度も死にながら復讐を目指し、やがて最強へと成り上がっていく。
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