小さな部屋


小さな部屋をテーマにした短編です。


〜ある少女の場合〜 

 「あれ、ここどこ……」

 目が覚めると小さな部屋に閉じ込められていた。

 手は拘束され、誰もいない薄暗い部屋でクスクスと変な声も聞こえている……
 時々ナニカがやってきて……血を取られたり、毒盛っては去っていく。なぜ自分は生かされているのだろう。食事だけが時間の経過を把握する術。

 どうしてここにいるのかわからないままに過ぎていく日々……そんなある日、目が覚めると元通りの生活が。
 あの日々はただの悪夢だったのか、それとも……



〜ある一家の場合〜

 「母さんいい加減僕たちを出してくれよ!」
 「……だめよ、あなたを出すことはできない」

 息子を別荘の地下に閉じ込めて約ひと月。

 「僕たち一緒になったんだ」

 あの時、血の海の中心にいた息子いや、あの悪魔は何かを食べていた……人の指に見えるソレを。

 優等生で前途有望といわれた自慢の息子があんな悪魔だったなんてーー

 どうか返事が返ってきませんように……願いを胸に秘め毎週扉をノックする。
 ああ、早くいなくなってくれないかしら……

 ※※※
 〜ある一家の場合〜には 〈残酷/グロ/食人〉が含まれます。ご注意ください。
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 ※この物語はフィクションです。
  残酷なシーンなどございますのでお食事時を避けることをお勧めします。
  タグやあらすじをご確認の上お進みください。よろしくお願いします。

 


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