運命の番はイケメン美形様です

病気

「オギャアオギャアーーッ」

産声は病院の中から響き渡る程の元気な赤ちゃんが産まれたが、それはその時だけだった。
赤ちゃんは母乳を飲ませれば吐き、粉ミルクも吐き特定のミルクでないと吐きやっとの退院後も太陽に当たり火傷をしてしまう太陽アレルギーを発症し、元々身体弱く長くは生きられないだろうと言われ両親は可愛がったが。

太陽アレルギーの子供は成人までは生きられないならもう一人子供を作った、その子供は玉のように元気な赤ちゃんを産み、成人まで生きられない我が子を見るのは辛くいつしか、忘れさられた。


「LaLaLaLa～っ」

家族とは顔を合わせる事もなく、学校は陽射しがキツイ為に行けないから病院の院内に定期診断の時に通う。
今日は夜の街を歩き、歌を歌ういながらピアノを弾いたり、ギターを弾く。
体力のない僕にはかなり重いんだけど、ストリートライブだから仕方ないよね。
これでお金を貰い楽器を買った、最初は歌を歌うだけだったけど、病院のピアノは自由に使えたから看護師にいっぱいピアノを教えて貰ったんだ。

「君、ちょっといいかなぁ未成年だよね」

時々こういう人に捕まるんだよね、未成年は深夜の時間にフラフラしていたら補導されるって知識はあったから一番始めにここを教えて貰った医者と何日間一緒に来たんだよね。