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神獣、むっくん
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「神獣様は神様のお使いをして下さる尊く清らかな存在です」
「聖様獣よりも神獣様の方が滅多に見れない上に契約、種は神獣様の卵とされています、孵化させた者が主になるのです」
種以外にも卵型やポンッと教会に現れたりもするらしいが、何せ余りにも現れない為に詳細が不確かだ、吸血鬼は永久の命が有るために歴史を記入する人物が稀だ。
僕は部屋に戻り、ふわふわのベッドに神獣様を寝かせる。
「神獣様は目が覚めないのかなぁ」
「さぁ、今調査していますから」
リルク君の言葉にくー様がカキカキと首の辺りを足で掻きながら、神獣様の様子を見下ろす。
『奏太の魔力が餌だ、餌を与えなければ死ぬ』
「えっ」
僕は慌てて、神獣様に向かい魔力を流す。
薔薇に向かい魔力流す様に。
「うわっ」
「ーっ」
ぶわっと辺りが明るくなり、むっくりと起き出す、ピンク色だが多分狐だよね。
『契約ありがとーうなの、名前が欲しいなの』
「えっと、僕が付けていいの」
『ママ以外に居ないなの』
「えっ、ママって僕」
えっ、いつのまにママになったんだ、そもそも産めないよ僕は。
あれっ、吸血鬼って性別あるよね。
男でも産める感じじゃないよね。
『ママはママ以外い居ないの、早くなのーっ、早く名前付けてなの』
「ええっと、むっくん」
パーッと光る神獣様は飛びながら僕に向かって降り立つ、慌てて僕は抱き締める。
『うんっ、気に入ったなの、僕は今日からむっくんなの』
チュッと僕の唇にキスをしてくる、むっくん。
『これからよろしくなの、ママ』
「聖様獣よりも神獣様の方が滅多に見れない上に契約、種は神獣様の卵とされています、孵化させた者が主になるのです」
種以外にも卵型やポンッと教会に現れたりもするらしいが、何せ余りにも現れない為に詳細が不確かだ、吸血鬼は永久の命が有るために歴史を記入する人物が稀だ。
僕は部屋に戻り、ふわふわのベッドに神獣様を寝かせる。
「神獣様は目が覚めないのかなぁ」
「さぁ、今調査していますから」
リルク君の言葉にくー様がカキカキと首の辺りを足で掻きながら、神獣様の様子を見下ろす。
『奏太の魔力が餌だ、餌を与えなければ死ぬ』
「えっ」
僕は慌てて、神獣様に向かい魔力を流す。
薔薇に向かい魔力流す様に。
「うわっ」
「ーっ」
ぶわっと辺りが明るくなり、むっくりと起き出す、ピンク色だが多分狐だよね。
『契約ありがとーうなの、名前が欲しいなの』
「えっと、僕が付けていいの」
『ママ以外に居ないなの』
「えっ、ママって僕」
えっ、いつのまにママになったんだ、そもそも産めないよ僕は。
あれっ、吸血鬼って性別あるよね。
男でも産める感じじゃないよね。
『ママはママ以外い居ないの、早くなのーっ、早く名前付けてなの』
「ええっと、むっくん」
パーッと光る神獣様は飛びながら僕に向かって降り立つ、慌てて僕は抱き締める。
『うんっ、気に入ったなの、僕は今日からむっくんなの』
チュッと僕の唇にキスをしてくる、むっくん。
『これからよろしくなの、ママ』
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