おいで、イカロス
――――「またがない」四翼(しよく)は、ろくなものにならない――――
その村のものは、皆一様に翼をもって生まれてきていた。
対翼(ついよく)は、生まれながらに背に一対の翼を持つ。
片翼で生まれ、ふたりで一対の翼となる四翼は、成人の儀にようやく一対の翼を得ることが出来る。
対翼の庇護と侮りの中に生きる四翼にとって、希望であり、試練であった。
ニアとトゥにとっても、それは例外ではなかった。
何からも自由になりたいとあがくお話です。
※エブリスタに載せていた小説を加筆修正して載せております。
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