カパチタ・アッロガンテ

 特殊な電磁波を発生させる鉱石で作られたチップを埋め込む事により『カパチタ』と呼ばれる強大な力をその身に宿す現象が発見されてから十年。
 世界各国ではカパチタの研究が盛んに行われた。日本も例外ではなかった。だがしかし、当然強大な力は兵器としての価値が高く、すぐに軍事転用された。
 早期に兵器として運用したのは日本、ドイツ、イタリアの三カ国であった。
 育成学校などを建設した日本ではカパチタ保持者は数十万人に増え、それに伴う問題も浮き彫りになってきていた。

 二千四十年、一人の男がカパチタ育成学校に入学する。そして、男を中心に様々な事件が起きてしまい、世界もまた事件に巻き込まれていく事となる。
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