妖魔の旅路

妖魔――人間の天敵として生まれながら、人間によって淘汰された旧き支配者たち。
生き残った妖魔たちは最後の術式を行使し、人間の血の中へ潜むことで自分たちの存在を後世に残す道を選ぶ。
そして、幾千年の後、人の血脈の中に眠っていた妖魔の遺伝子が、各地で目覚め始めた。
妖魔として覚醒した者は、人間としての自我を保ったまま、人間から迫害される存在として生きる道を余儀なくされる。
それが、かつてこの世に生きていた妖魔たちの望んでいたことであるのか、今となっては誰一人として、知る者はいなかった。

ヨモキとシャモギ。ある日、妖魔の血が覚醒し、人として生きる道を失った姉弟。
姉弟は、妖魔として目覚めた者を助けて廻っているという妖魔アキゴに命を救われる。
かくして、二人はアキゴの組織した「妖華一座」の一員として、共に妖魔の生き延びる道を探す旅を続けることになった。
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